★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

拓郎の引退

2022年07月27日 12時07分50秒 | 徒然(つれづれ)
 吉田拓郎が引退するという。
 本人は引退ではなく卒業だと言っているようだが、それは彼独特の強がりだろう。

 高校時代フォークにハマっていた私は、拓郎には少なからず影響を受けたクチだ。
 ギターの弾き語りで、「イメージの詩」や「旅の宿」を歌ったものだ。

 先日Kinki Kidsの特番で、大物ゲストを迎えてその特集を組んでいた。
 76歳の拓郎は、昔のトンガった面影はどこへやら、毒気が抜け、角が取れた好々爺然としていた。

 大きな病を乗り越え、いろんなしがらみから解き放たれたような、半ば悟りの境地に達したような表情が印象的だった。 
 盟友の井上陽水や泉谷しげるが、まだまだ現役で頑張っている中、早々の引退宣言がまた彼らしいとも言える。

 昭和の時代の歌手や俳優が、引退宣言もしないままフェイドアウトして、突然亡くなったりする昨今、やはり引退というけじめをつけておきたかったのだろうか。
 画面から窺える拓郎の表情には、何かしら今生の別れみたいな雰囲気も漂っていたような気もした。

 拓郎クラスになると、引退したら悠々自適だろうが、引退撤回、現役復帰は無理としても、一時的なカムバックはあるのだろうか。
 怖いもの見たさではないが、80代の拓郎のステージを観てみたいような気もする。
 
 
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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カークーラーに憧れて

2022年07月27日 09時01分41秒 | 徒然(つれづれ)
 朝のウォーキングで炎天下を歩いていると、「若者たち」の歌詞が浮かんできた。

 ♪ 君のゆく道は~果てしなく~暑い~
  なのに~なぜ~何を求めて~
  君はゆくのか~そんなにしてまで~

 私はなんのために何を求めて歩いているのだろう。
 若者たちのような未来も夢もないはずだ。
 たぶん老化に対するささやかな抵抗なのだろう。

 この暑さ、しんどさは、就職当初の昔、炎天下をクーラーもないライトバンに商品を満載して、しゃかりきに走っていた頃を思い出す。
 当時は営業車でクーラーが付いているのは珍しかった。

 付いている車のほとんどは、自己負担で付けていたようだ。
 新入社員の私にそんな余分な金はなかった。

 1970年代後半で、まだ熱中症という概念もなく、額に汗することこそ、営業の王道と言われていた時代だ。
 さすがに背広の上着は着ていなかったが、半袖カッターにちゃんとネクタイを締めていた。

 運転席は体感温度50度くらいで、窓を開けた程度では屁のツッパリにもならなかった。
 全身汗びっしょりで、まるで走るサウナ状態だった。
 夏場はそんな地獄の炎暑の日々だった。

 それが普通だと思っていたし、若かったので体力には自信があった。
 しかし、それが普通ではないと悟ったのは、転職した会社に入社してからだ。
 仕事は楽で、給料は1.5倍、取引先へ行くのにはクーラー装備のセダンタイプの社用車だ。
 
 地獄から天国とはまさにこのことだ。
 何よりもカークーラーが当時の私の天国を象徴している。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらも伝説のバンドのリードギタリストだ。そのふたりに共通するのがヘタウマ。ロックの有名なギタリストと比べると、そのテクニックの巧拙は素人目にもわかる。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せないオリジナルな味わいがある。それがビートルズやストーンズを、伝説にならしめた要因のひとつだと言っても過言ではないだろう。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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