ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

『黎明』ひたすら読書の週末

2022-03-06 18:36:53 | 最近読んだ本
コロナ以前は、週末の昼間に家で読書をするなんてことは
全くなかったのですが(読書は通勤時にしています)、コロナ時代、
東京で新規感染者数1万人を超えるような日々が続き、
この時期に行きたい成城の湯も行かず、ひたすら読書です。
というのも、『黎明』の新版が手に入っているからなんですけどね。
『黎明』については2020年のGWに読破して、ご紹介しています(こちら)。
2017年に新版が出ていて、世田谷区の図書館にはないため、
他の区から取り寄せてもらっていました。
当然、2週間のうちに読まなければならず、延長は不可能。
とにかくひたすら読むしかないです。
実は少し前にも取り寄せたのですが、読み切れずに一旦返却して、
再度取り寄せていたのです。やっと上巻があと100ページというところまできました。



木村屋の小田原ミカンは、今期終了。来年も楽しみに、気長に待ちましょう。



ニワトリさんたち、庭の奥で元気そうにしていました。



大谷農園は、もうネギとニンジン、あとはなぜかグレープフルーツしかありません。



冬野菜はもう終わりですね。



B級のニンジンだけいただきました。
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中藤玲『安いニッポン』

2022-02-01 17:51:00 | 最近読んだ本
中藤玲『安いニッポン』(日経BPマーケティング)

最近、よく言われるようになりました。
いかに日本の給与水準が低いか。いかに物価が安いか。
海外と様々な観点で比べると愕然とします。

この30年間、賃金はほとんど成長していないどころか、
データを見ると、実質賃金は下がっている。

ディズニーリゾートの入場料は、フロリダ、パリなど世界と比べると
一番安い。最近、上がっていても、まだ安い。
とはいえ、日本人にとっては決して安いとは思えない。

マクドナルドのビッグマックを世界で比較するビッグマック指数を見ても、
日本の390円に対して、アメリカでは5.66ドル。

最近、物価が上がっている実感はあるものの、
総合的に見ると日本ではこの20年間ほとんど物価は上がっていない。
一方、アメリカでは毎年約2%上昇。
旅番組で現地のレストランなどが紹介されて、
やたらと高いと感じるのは、そういうこと。

コロナ禍以前、海外からあれだけの旅行者が日本へ来たのは、
「日本が安い」から。
以前なら、その感覚で行った先は東南アジア。

労働生産性が低く、G7では最下位、OECDに加盟する37カ国でも26位。

IT人材は日本で不足しているものの、IT人材の賃金も低いため、
優秀な人材をインドなどから採用しようと思っても、
賃金の高い国へ行ってしまう。当然のことであるが、
今後ますます人材不足となり、日本がますます遅れた国となってしまう。

日本の1人当たり国内総生産(GDP)は30年間、ほとんど成長していない。

停滞が続く日本。呑気にしている場合ではありません。
もう底からひっくり返すしかないですね。
な~んて言いながら、とりあえずは呑気に生活しています。あは。
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沢野ひとし『ジジイの片づけ』

2021-12-18 20:42:57 | 最近読んだ本
沢野ひとし『ジジイの片づけ』(集英社)

すごいタイトルですね、ジジイの片づけ。
決してジジイを片づけてしまおうというお話ではありません。
イラストレーターの著者が自分自身をジジイと名乗り、
家の片づけを進めるお話です。

巻頭の写真でアトリエの机やキッチンを紹介してありますが、
机の上は作業が終わったら一切片づけてしまうため、
きれいそのもの。キッチンも炊飯器など電化製品以外は外に出ていません。
まさに、私が理想としている光景です。
私の理想としているのは、以前、中高生向けのホームステイツアーで
引率リーダーをやっていた時にホームステイした家(複数の家)。
外に不要なものが一切でていないのです。
きちんと片づいていて、すっきり。

本を開いて、最初から印象づけてくれます。これはすごそうだ。

使わなくなった物を処分すれば部屋も広くなり、心も明るくなる。
捨てる時は一瞬迷っても、捨てれば気分爽快。
モノの片づけは、心の片づけ。
毎日、日課として朝10分間、片づけをする。体を動かすにもちょうどいい。
10分間でできることは意外とある。
朝起きたら、窓を全開。新たな気を入れる。
窓を磨いて心も磨く。
取り敢えず引き出しに突っ込むことは禁止。
一番上の引き出しは空にする(一時的な保管場所として使用)。
同様に、本棚の一部も空けておく。
旅行かばんとその中身は、自分の部屋の小型版。
洋服タンスの定期点検。未練がましく思わず、処分袋へ。
今後は、少数精鋭で前へ進む。
片づけを習慣にすると、健康、安心、老後の喜びといいことずくめ。

ふんふん、そうですね。目標としたいことばかりです。
いかに実行に移すか、落ち着いた冬がチャンスです。
ここでやらなければ、いつやる!?
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さだまさしの著書を6冊続けて読む。

2021-10-27 17:49:52 | 最近読んだ本
無事給料日がやってきて嬉しい限りですが、
京王友の会のカードに1年積み立ててきた分+ボーナス1カ月分が
入金される11月1日が待ち遠しいです。39000円分入りますからね。
入金されたら買おう!と思っているものが既にいくつもあって、
あら~、それはヤバイですね。またすぐ使ってしまいそう。

さて。
ここ数カ月、さだまさしの著書を一気に6冊読みました。
きっかけはひょんなことから。
いつもなら図書館で予約して借りた本が家に何冊もあって、
次々と読む状態ですが、ある時、珍しくそれがなくなったんですね。
相変わらず予約してある本は何冊もありますが、待ちの状態。

なんとなく、気軽に読める本はないかと図書館で探してみて、
手に取ったのがさだまさしの著書だったわけです。

さだまさしの歌がヒットしていたころは特に好きというわけでもなく、
ヒットした曲は知ってはいましたが、ふ~んという感じでした。
でも、年末、「行く年来る年」が終わるといきなり始まる「生さだ」
(年始の番組は「年の初めはさだまさし」ですね)が面白いことを発見。
何年前かは忘れましたが、それを見るのが恒例となりました。
さだまさしの面白さにつられて、「生さだ」も見るようになったわけですね。

著書も読んでみようと。

『酒の渚』
『かすてぃら』
『アントキノイノチ』
『精霊流し』
『眉山』
『ちゃんぽん食べたかっ!』

一気にこれだけ読みました。
エッセイ、小説、自伝的小説など、どれを読んでも読みやすくてすぐに読めます。

それまでさだまさしについて知っていることと言えば、
グレープでヒットしたこと、ソロになってもヒット曲が何曲もあること、
バイオリンのために若くして上京したこと、それぐらいでした。

これだけ立て続けに読むと、生い立ちから東京に来てからの生活、
周辺の人々のことまでよく分かりましたよ。
決して裕福ではなかった家庭で育ち、それでもバイオリンを習ったものの、
音楽高校へも音楽大学へも入ることはかなわず、挫折を味わいますが、
プロデビューを果たします。でも、映画製作で莫大な借金を抱え、
それもひたすらコンサートを開くことで見事に完済。
波乱万丈というか、すごい人生ですね。多才であることにも感心してしまいます。
『精霊流し』は初めて書いた小説とは思えません。細かい描写など、すごすぎます。

一度ぐらいコンサートに行ってみるべきか。考え中です。
コンサートといえば、10月にソロコンサート4500回を達成したんですよね。
とにかく全国を飛び回っているさだまさし。
親子2世代、3世代にわたるファンも増えているようです。
コンサートに来る人がいなければ、コンサートは続かないですからね。
今度は5000回を目指すのでしょうか。
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『いちばん大事な生き方は、伊勢神宮が教えてくれる』

2021-08-27 17:21:46 | 最近読んだ本
吉川竜実『いちばん大事な生き方は、伊勢神宮が教えてくれる』(サンマーク出版)

久々のサンマーク出版です。サンマーク出版はお気に入りの出版社です。
いいものを出していますよね。一時期、何冊も読みました。

平成元(1989)年から伊勢神宮に奉職している、神宮禰宜の吉川氏の
伊勢神宮に関する初めての著書。

伊勢神宮というと、敷居が高い、厳かな場所、
あるいはパワースポットという位置付けが一般的かもしれませんが、
吉川氏は、懐かしいふるさとのおじいちゃん、おばあちゃんに会いに行くような感じで
伊勢神宮を参拝してほしいと言います。

なるほど、作法ばかりにとらわれず、気軽に、ということでしょうね。

最初に紹介されている、平安時代の歌人、西行が伊勢神宮を訪れた時に詠んだという
「何事のおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」
に伊勢神宮の全てが表現されています。
今もなお人々を引き付け、年間800万人もの人が訪れているそうです。

式年遷宮の話も興味深いです。20年ごとに建て替えるのは内宮と外宮だけでなく、
ほかの社殿も建て替えたり、神宝も新調したりするそうです。
式年遷宮が始まったのは690年。それからの長い歴史を考えると、
本当にすごいことですよね。

伊勢神宮が身近に感じる情報満載です(と書くと軽い感じに聞こえてしまいますが)。

伊勢神宮には何度も行ったことはありますが、
隅々までじっくり見て回ったことはありません。
伊勢神宮一体の森そのものが神聖な空間となっています。
そこに身を置いて、伊勢神宮の神聖さを肌で感じたいものです。

伊勢神宮はさまざまな意味で特別な存在ですよね。
今度行く時は、じっくり時間をかけて、見て、感じてみたいです。

天岩戸へは行きました。2014年、もう7年前でしたね(こちら)。
志摩観(志摩観光ホテル)にも泊まりましたね~(こちら)。そうそう!
懐かしいな~。ついでに、見てね(これと、これと、これ)。
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大友直人『クラシックへの挑戦状』

2021-08-06 17:36:52 | 最近読んだ本
大友直人『クラシックへの挑戦状』(中央公論新社)

なんだかすごいタイトルですね。でも、内容を読めば納得です。
そう、そうなんです、両国国技館の5000人の第九でお世話になっている(こちら
大友先生の著書。
そう、そうなんです、6月に琉球交響楽団の指揮をされて、拝んできた?ばかり(こちら)の
大友先生の著書。



いいですね~。素敵ですね~。鋭い目付き。きゃ~。ミーハーです。

琉球交響楽団の演奏会の時に、この本を売っていて、
ぜひ読みたいと思って……図書館で借りました。あは。

生い立ちから、音楽との出合い、指揮者になるまでの経緯、
海外ではなく日本にこだわることになったわけまで、
琉球交響楽団とのかかわりも含めて
何から何まで分かっちゃいますよ。

日本の現在のクラシック界に物申す!という感じで
このタイトルになったのだと思います。
クラシック音楽の黎明期にあったような力強さが感じられない、と。







両国国技館の5000人の第九のことも出てきます! わ~~~い!!

で、最近、週末に読書が進むのですが、この本、
あと数十ページで読み終わるところまで来た時、スタバで読もうと思いました。
JIMOTO(地元)フラッペチーノの東京版が気になっていて、
千歳烏山の店に行ったら、売り切れたと!! 朝は確かにあったはずなのに~(看板出ていました)。

それなら、仙川店へ行ってみようと。ありました!



コーヒージェリー&キャラメル味です。



あ!私、すごいことしている!と、店に行ってから気が付きました。
仙川ですよ。そう、桐朋学園のある。まさに、大友先生の出身校のある仙川。
我ながら感動しました。大友先生が通った桐朋学園のある仙川で
先生の著書を読んでいる。きゃ~、ステキ~。
帰り道、何度も先生が歩いたであろう桐朋学園から仙川駅へ向かう道
(商店街より1本調布寄りの道で生徒たちがいつもたくさん歩いています)を
歩いて、大友先生に想いを馳せてみました。うふ。

あ、この本、クラシックに少しでも興味がある方は、ぜひぜひ読んでみてください。
詳しい内容がご紹介できていなくてすみません。
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『両親が元気なうちに”実家じまい”はじめました。』

2021-07-27 18:26:08 | 最近読んだ本
今日の東京コロナは過去最多2848人。連休明けですからね。
驚くこともありません。オリンピック開催中ですからね。
緊急事態宣言が出ているとは思えません。
オリンピックが開催されるぐらいなら、出かけてもいいよね。
夏休みだよね。遊ぼうよ。そんな声が聞こえてきそうです。
友人たちと連れ立って歩く若者たちの多いこと。
そのあたりは、まだ私には理解できませんが。
どーーーせ繁忙期だから、ただ黙々と働くのみ。

さて、なんとも魅力的な本のタイトルでしょ。
ネットで紹介されているのを見て、早速、図書館で予約。
連休最後の日に読みました。

大井あゆみ(文)、二平瑞樹(漫画)『両親が元気なうちに”実家じまい”はじめました。』(光文社)





漫画仕立てになっています。
実家の片付け問題は全国で起きている現象だと思っています。
物が捨てられない親世代の子どもたちは、みんな困っています。

「4LDKのうち使っているのはリビングと和室だけ」
「使っていない部屋は物置と化していました」

<

「10年以上、ずーっと物置になってるわよ」

あ~、とても現実味がありますね!!
明日は我が身、ではなく、今日すでに我が身、ですよ。
いえ、ずっと前から、か。

明らかに使っていないのに、捨てられない。それがどの部屋にもあふれている。
使うかもしれないものが。でも、実際には使わない。
この先、一体全体どうするつもりなのか。結局は子どもたちがどうにかするしかない。
無責任だな~、と正直思います。
こちらとしては、切実な問題なんですけどね。単に捨てるだけでも大変です。
そんなこともあって、自分としてはシンプルライフ、極力モノを持たない、
貯め込まない、持ち込まない。重要です。いいものを少しだけ持って大切に使うのが理想です。

あ、でもね、この本、部分的にはそうそう!と思いながら読んだのですが
設定がちょっと、あれっ?という感じで、期待外れでしたよ。

両親がまだ60代、おまけに、その両親は大分の家、つまり著者の実家を売って、
東京の著者の近くに引っ越してきたのです。
ちょっとその想定は意外でした。それも、東京で賃貸に住む。

実家問題で困っている人の参考にはあまりならないかもね。

本のタイトルにつられて読みましたが、イマイチでした。

<去年の今ごろは~、半沢直樹でした!(こちら)>
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山﨑峯次郎『スパイスロード』

2021-05-29 20:52:30 | 最近読んだ本
山﨑峯次郎『スパイスロード』(講談社)



昭和50年(1975年)に発行された本ですが、
最初は図書館で借りて読みました。
大航海時代やスパイスに興味を持ち始めたころ、
1990年代だったと記憶していますが、
そういった関係の本を何冊も読むと、
参考文献として何冊も紹介されていて、
それをまた読んで、と広がっていきました。
そんな時に出合ったのが『スパイスロード』。
図書館で借りて2~3回読みましたが、
ぜひ手元に置いておきたいと、
古本屋でずっと探していました。
まだインターネットでパパっと検索できなかった時代のお話です。
その後、何年も経ってから大分の古本屋さんがネットで出しているのを発見して、
ネットってすごい!!と感動して、すぐに注文しました。
でも、手に入れたということで満足してしまって、
実は全然読んでいなかったんですよね。
何年かぶりにワクワクしながら、読んでみました。



裏表紙も、こんなに素敵です。



著者は、日本で初めてカレー粉を作った人で、エスビー食品の創業者です。



スパイスの歴史から始まって、大航海時代、日本でのスパイスの歴史まで、
詳細に語っていて、現地で撮影された大量の写真も必見。



エスビー食品が提供したドキュメンタリー番組で世界各地に取材に行った際に
撮影した写真が使われています。



そう、私もこういったスパイスを求めてアジア各地を巡りました。





現在、ナツメグの主要産地となっているカリブ海に浮かぶグレナダまでも
行ったんですよね~。フロリダ経由で、プエルトリコにも泊まって。
これまでに一番時間をかけた(片道時間)旅行先かもしれません。

本当のところ、スパイスを求める旅は中断したままとなっています。
一番行きたいのは、インドネシアのテルナテ島。クローブの原産地です。
大航海時代、テルナテ島や様々なスパイスの原産地を目指して
ヨーロッパから長く厳しい船旅を続けました。

でも、そろそろ行きたいと計画を立てようと思っていたころに
現地で暴動が起こって、当分行けそうになくなってしまって、
それ以来、実現できないままです。
まあ、その頃に比べると興味も薄れてきていますが。



遠藤周作が紹介文を書いているのも目に留まりました。



こんなあいさつ文も挟んでありました。
エスビー食品から関係者に献本されたと思われます。
著者は出版される前に亡くなり、遺稿となりました。
あれっ、ということは、献本されてタダで受け取った人が
古本屋さんに売ったということですね。



1200円だった本を2000円で買ったんですけどね~。
とても貴重な本だから、いいんですけどね~。

内容をほとんど紹介していないのに、長くなってしまいました。
どうして大航海時代が始まったか、スパイスとのかかわりが
よく分かります。
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大原扁理『隠居生活10年目 不安は9割捨てました』

2021-04-09 17:45:17 | 最近読んだ本
大原扁理『隠居生活10年目 不安は9割捨てました』(大和書房)

20代で隠居を始め、30代で台湾に移住
(現在はコロナの影響などにより帰国中)した大原扁理の4作目。

年収が90万円でもハッピーに暮らせることを実現した中で
いかに不安というものをなくしてきたか、
生い立ちから現在に至るまで説明されています。
とても読みやすく、軽快な書き方をしているのですが、
さり気なくとても鋭いことを言っているのは、さすが。

不安というところに焦点を絞っているのも新鮮。

いかにして不安になっていったのか
不安な世界から離れてみたらどうなったのか
自分の世界をカスタマイズする
もう一度、世界と関わる
結局、不安って何だったのか

最初は親、やがては学校、仕事との関わりから生まれてくる不安。

親の価値観は子どもより20年も30年も古い価値観であって、
子どもはそれより先を生きていかなければならないから、
親のアドバイスが古すぎて役に立たないどころか、
子どもの人生の邪魔になることすらあり得る。
確かに!
価値観の押し付けはいただけないですよね。

不安に思ったら、逃げてみる。人に分かってもらおうとはしないこと。
そして、自分の人生の舵取りを自分ですること。
自分に自信がなく、不安に思って人と合わせたり、
人に従ったりしていると、
自分の人生なのに自分で舵取りできていないことが多々あります。

自分の人生を人に任せてしまってはいけません。
自分で責任をもって、自分で舵を取る。
自分を生きる。自分の人生なのだから。
不安な世界から離れてみて、
そこから自分の世界を自分が生きやすいようにつくっていく。
雑音は気にならなくなって、自分は自分。

自分の生活の中でどれほど不安があるかと考えてみたら、
あれっ、全然ないかも~。
あっはっはーーー、ってノリで生きていますから。
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青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』

2021-04-07 17:38:42 | 最近読んだ本
青木厚『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)

著者が推奨するのは、
2016年にノーベル生理学・医学書を受賞した「オートファジー」研究をもとにした食事法で、
最後に食べてから16時間ものを食べない時間(空腹の時間)を作るというもの。
オートファジーとは、「古くなった細胞が新しく生まれ変わる」体の仕組みのこと。

1日3回食べることで知らず知らずのうちに食べ過ぎとなり、
さまざまな体の不調を招くことになる。
内臓の疲れ、肥満、糖尿病や高脂血症といった疾患、糖質の取り過ぎ。
糖質が血糖値を急上昇させる。
ものを食べない時間(空腹の時間)を作ると、
内臓をしっかりと休ませることができる。
ものを食べてから10時間ほど経つと、肝臓に蓄えられた糖がなくなって、
脂肪が分解されてエネルギーとして使われるようになり、
16時間を超えると体に備わっている「オートファジー」が働くようになる。
つまり、細胞が新しく作り替えられる。

実践すれば、内臓の疲れがとれて機能が高まり、免疫力もアップする。
体のリセット効果もあり、空腹は最高のクスリ。

空腹の時間以外は何を食べてもいいとしていて、
空腹の時間中であっても、
お腹が空いたらナッツを食べてもいい。

週1回だけでも効果は得られる。
医師である著者自身が40歳の時に舌がんにかかり、
その後、この食事法を取り入れた。
多数の患者も見ていて、自身も経験しているので説得力がある。
無理なく、ストレスなく病気を遠ざける方法として考え出した。

畑仕事など肉体労働をしていないような会社員は、ただでさえ食べ過ぎ傾向。
習慣や惰性を捨て、体の声を聞くことが真の健康への第一歩。
本来、食事というものは健康を維持するために
体に必要な栄養分を必要なだけ取り込むこと。
それが、習慣や惰性でなんとなく食べてしまう。

食べ続けると内臓が十分に休むことができない。
休む暇もなく消化し続ける。
消化できなかったものが腸内に残り、それが腐敗して有害物質となり、
腸内環境が悪化する。
腸には体内に侵入しようとするウイルスなどを排除するという免疫機能も備わっている。

ものを食べてから16時間しないとオートファジーは活発化しない。
細胞が飢餓状態になった時に活発化する。

無理なく食べない16時間を作る。
例えば、睡眠時間8時間の前後に数時間ずつ食べない時間を作る。
午後8時に食べて、12時に寝る。午前8時に起きて、昼まで食べない。これだけのこと。
最低週1回、無理せず、長く続けること。
週末は実行しやすい。例えば、日曜日遅めに起きる。
ものを食べない時間を24時間にすると効果は高まる。

筋トレも併せてやる。階段の上り下り程度でも。
糖尿病には、糖質制限より、空腹の時間を増やすほうがいいと提唱。

ものを16時間食べない食事法が、がん、高血圧症、糖尿病、認知症、アレルギーを遠ざける。

という内容です。かなり長くなりましたが。
説得力がありますね。
16時間ものを食べないということは、ごく普通に実行しているし
(平日は朝食を取らないので、ちょうど16時間空いています)、
座禅断食を何度か経験していることもあり、
腸内環境はかなり整っていると思っています。

東京ではコロナ感染確認555人、大阪では過去最多の878人と
感染拡大が止まりません。
腸内環境を整えることをもっと重要視するよう
メディアで訴えればいいのに。そこ重要なんですよ。
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