小出裕章『原発ゼロ』

小出裕章『原発ゼロ』（幻冬舎ルネッサンス新書／幻冬舎）

またまたすごい本を読みました。
最近、すごい本ばかり読んでいます。

京都大学の原子炉実験所で働きながら
反原発を訴え続けてきた小出氏。

すでに定年退職して信州へ移住していますが、
発行当時はまだ現役でした。

原子力の現場に長年いる人なので、
書いてあることに説得力があります。

東京にも放射能が来ていました。

本当なら住めない地域に
今でも人が住んでいます。

放射能管理区域としてもいいほど
汚染されている場所にも
住んでいます。

国はどうしようもないので
規制値を変えてしまえ、
という乱暴なことをやっています。

それよりもなによりも、
原子力がいかに危険なものであるか、
語っています。
福島第一原発の廃炉作業は
気が遠くなるほどのものです。

「完全にコントロールされている」などと言った
首相は大嘘つきです。

やはり読んでいただくしかありません。
目覚めていただくしかありません。