思わず合掌……

……しそうになるときがあります。

坐禅でお寺に普通に行くようになってから、
合掌も普通にするようになりました。

お寺の中だと、あいさつをするとき、感謝をするとき、
何か手渡しでいただくとき、自然に合掌します。

そういった空間が「和」な空間だと
知らず知らずのうちに思い込んでいると、
昨日参加したようなお茶席で、つい合掌したくなるのです。

菓子器を目の前に持ってきてくださったとき、
また、お茶が目の前に出されたとき、
無意識のうちに合掌しそうな自分に気づくのです。

思わずクスっと笑って、違う違う……、と言い聞かせて。

まあ、合掌したところで非難されることはないでしょうが、
お茶をいただくときのお作法では、
ていねいにお辞儀をすることはあっても
合掌はないでしょう……。
「和」の空間だと、つい、ね……。

ホテルオークラで優雅な午後

本日休業。有給休暇。

お休みにはいつもワケあり、ワタシの場合。
向かった先は都庁。
２月に受けた東京都観光ボランティア研修会の
いよいよ本番、の前段階の「実踏研修」。
外国人観光客を案内するコースを実際に歩いてみるもの。

今日のコースは「庭園散策とお茶体験」。

都庁に集合。参加者２１人。
お金もヒマもたっぷりあるような方々の顔ぶれ……。
例によって、「よくあるパターン」ですね。

早速出発。新宿御苑までてくてく、テクテク。
あいにくの雨で、ガラガラ状態。
でも、梅がきれいに咲いていました。

新宿御苑散策のあとは地下鉄で虎ノ門まで移動。
なんと、ホテルオークラでお茶体験です。

ホテルオークラの７階にお茶室があって、
そこで優雅にお茶をいただきました。
今日は実踏研修なので、みんなでいただきましたが、
実際に外国人観光客ご案内するときは、
ガイドのほうはいただけないそうです。

ここで、と～お～い記憶のかなたから
突然フラッシュバックしたことがありました。

あ！　あああ！！　ここ！！！
QUEENがと～お～い昔、７０年代に初来日したとき、
ここ、まさにこの場所、ここでお茶を飲んだはず！

どうして突然思い出したかというと、
お茶室のすぐ外に庭があったから。
あの庭で（ということは野点だったか？）QUEENのメンバーが
着物の女性たちを見てデレデレしていた、
あの表情、あの場面をくっきりはっきり覚えているのです。
（もしかすると勘違いかも。ニューオータニもあり得る……）

きゃ～、ミーハー魂まる出し！　失礼しました。

ということで、
優雅にお茶をいただけただけでなく、
大収穫？の金曜午後でした。

「都こんぶ」の存在

世の中に存在する一人ひとり
すべての人が貴重な存在。
すべてのコト・モノに意味がある。
この世に無駄な存在は何ひとつとしてない。

ということは、
基本路線としては同意しています。
そう思いたい、というのが基本姿勢です。

でも、世の中にはどうしてコレが存在するの？
と思えるものがあってしまうのですね～。

ワタシの中では、その筆頭にあるのが「都こんぶ」。
子どものころ、アレを近くで食べている人がいると
「クサ～」と鼻をつまみたくなったものです。

「酢も嫌い、昆布も嫌い」なら、
好きになるわけがありません。

あれから年月が経ち、昆布は食べられるようになったものの、
いまだ健在の「都こんぶ」は好きになれないまま。
というより、ワタシの世界には存在しないモノなのです……。

ところが、さっき「都こんぶ」に出くわしました。
ある人の机の上、キーボードの横にちょこんといる
あの赤い箱、あの「都こんぶ」を発見！

「ひぇ～！」

お好きだそうです。
と、話のついでにランチタイムにほかの人にも聞いてみたら、
全員好きだって！！！

そうか、そうだったのか……。みんな好きなんだ……。

だからこそ、あの姿、あの赤い箱のまま
７０年以上も愛され続けてきたのですね～。

つい、「都こんぶ」のことを調べちゃいましたよ。

「都こんぶ」ヒストリー
＊昭和６（１９３１）年、堺で中野正一氏により
　中野商店（現在は中野物産）創業

製造工程
＊北海道・道南産の真こんぶを使用。いまだに手づくり

昭和４３（１９６８）年には全国菓子大博覧会で大臣賞を受賞、
日本のお菓子史を語る上では、なくてはならない存在、か。

最近のヘルシー志向も手伝って、根強い人気だそうです。

が、が、ワタシはちょっと……。

ああ、忘れ物！

会社の同僚に聞いた話です。

朝、通勤のとき、車内の網棚にバッグを置いたまま
電車を降りてしまったそうです。
地下鉄南北線の溜池山王駅にて。

ホームを歩いているときにふと気がついて……。
気がついたときには電車は行ってしまったあと。
手元に残ったのは、読んでいた本と傘だけ。
その日は雨が降っていました。

折りしも、その日は１０時に客先でアポ（それもプレゼン！）あり。
まずは会社に向かうしかありません。

溜池山王駅の駅員さんに事情を話して
１０００円貸してもらいました。

電車を乗り換え、会社に無事到着。
そして、すぐ客先に。
そのときすでに残り５００円もなく……。

客先で用事を済ませ、その足で白金高輪駅へ向かいました。
不幸中の幸い、バッグは無事その駅にある
南北線の遺失物センターへ届いていたのです。

お財布も免許証も保険証も社員証も
そのままバッグの中に入っていました。

この話を聞いたワタシ、悪いけど爆笑。
本人もさすがに「唖然」としたそうです。
しっかりモノふうに見えますからねぇ……。

でも、バッグがちゃんと戻ってきて
日本ってまだまだいい国だね、と、一件落着。

都会の中の地下農園

そんなに忙しくなかった先週、
昼休みを長めに取って、
地下農園「パソナO2」見学に行ってみました。

ここができたときに話題になって、
ニュースでは見ていた地下農園。
パソナが農業を身近に考えてもらい、
就農支援のためにつくったそうです。

大手町のド真ん中にあるビルの地下２階、
太陽の光が全く入らないところで、
発光ダイオードなど、人工の光を使って
野菜、花、稲などを育てています。

確かに大きくて真っ赤なトマトやきれいな花、
サラダ菜やハーブ類、稲……
いろいろ順調に育っているように見えます。

でもね～。
そこで収穫されたサラダ菜を試食できるのですが、
う～ん、自然のチカラを感じないものでした
（って、アタマでそう感じてしまっただけかもね）。

太陽の光を直接受けていない野菜や花たち。
大地の栄養分を直接吸い取っていない野菜や花たち。
ううう～ん。

「なんだか違うんじゃないかなぁ……」

というのが正直な感想です。

３月１０日東京大空襲

３月１０日は何の日？

１９４５年のその日の東京大空襲のことを
心に留めるようにしています。
その時代に生きていたわけではないけれど。

広島、長崎に原爆が落とされたことで、
戦争というと、そればかりが取り上げられます。
でも、東京大空襲で深川、浅草を中心とした下町が焼き尽くされ
焦土と化した、その事実は意外と知られていません。
１０万人もの人が亡くなったそうです。詳しくはこちらへ。

東京大空襲に続いて、名古屋、大阪、神戸でも
大空襲がありました。

日本ではいま、危険なまでに平和ボケになっていて、
かえって凶悪な犯罪が起きているコワい世の中になり、
そのくせ、イラクで起きたような戦争はすでに「あちら」での話だと。

ほんの６０数年前には東京が焦土と化していたのに。

戦争の「せ」の字も感じられないまま生活していると、
本当にそんなことが起こったのか、信じることすら難しいほど。

だから、１年に一度ぐらいは東京大空襲で苦しんだ人たちに
心を寄せてもいいのでは。
いまある平和に感謝しながら。
そして、アジアにおいては加害者でもあった日本、という事実も忘れずに。

今夜９時から
「３月１０日東京大空襲　語られなかった３３枚の真実」
なるドラマ仕立て？の番組があります。
みてみようと思っています。

＜世田子さん、３月になって初の記事UP。よかったらみてね！＞

またやってきました、空耳アワードの季節

またうれしい季節がやってきました。
タモリ倶楽部「空耳アワード２００８」。

先週金曜日、しっかり笑わせてくれました。
毎度おなじみ、お気に入りのマーティ・フリードマン、
近田春夫ほか（あとは眼中にない……）。

各部門５作品紹介、大爆笑するのだけど、
でも、次の日にはなにがそんなに笑えたのか忘れている始末……。

ローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリンや
カーペンターズなどなど、そうそうたる顔ぶれだったのに。
ははは……。

それよりも記憶に残ったのは、空耳俳優？
上原袈裟俊さんの話題。
よく画面に登場する、おなじみのおじさま。
味のある演技で笑わせてくれる、あのおじさまです。
その上原さんが喜寿を迎えた、というニュースをやっていました。

あと、一瞬バックで流れた曲も耳に残りました。
ユーライア・ヒープの「Look at Yourself」。
レコードジャケットに鏡に見立てた銀紙？がついていたやつです。
ブリティッシュ・ロックの名曲＆名盤でございマス。

そう、タモリ倶楽部を見ていると、７０年代、８０年代のロックが
さらりと使われていて、これがまたスバラシイ！

「空耳アワード２００８」今週は後半なので、
みんなで見ましょ～。爆笑間違いなし！だよ。

ガンバレ！ 桑田＆野茂

いまとっても気になる存在の桑田と野茂。
注目している人はニッポン全国津々浦々、
たくさんいるのでは。

ふたりの活躍ぶりを知らせる
うれしいニュースがまとめて飛び込んできました。
桑田はこちら、野茂はこちら。

もっとも、野茂のほうは、他球団のスカウト陣から
厳しい言葉が発せられていたようですが。

ふたりとも、ただ野球が好き、
メジャーでまたプレイしたい、
というとてもシンプルな理由で黙々と挑戦している、
その純粋な姿がいいですよね。

年齢に関係なく、そういったものを越えて
純粋にメジャーに挑戦している姿が
素晴らしいのに、と言いたいところですが、
どのスポーツニュースをみても、
３９歳、３９歳、３９歳、
あるいは、今年４０歳の、４０歳になる、
と、年齢を必ず連発、
これがニッポンですよねぇ……。

そんなにいつもいつも言わなくてもいいじゃん！
と思うのですが。

もちろん、頑張っている、
その姿に励まされるという人、
たくさんいることでしょう。
心から応援しながら、自分も応援して。

彼らの存在、
それだけで素晴らしいことだと思います。

そういう存在感のある存在（？）になれるよう、
ほんの少しだけでも近づけたらいいな～。

坐禅＠曹洞宗宗務庁

行ってみたいと思っていたところへ行ってみました。
曹洞宗宗務庁で行われている坐禅会。
「禅教室」という名でやっています。

曹洞宗宗務庁があるのは、東京グランドホテルと同じビル。
田町駅からも歩いていけることにあるとき気がついて、
参加してみようと思っていたのです。

坐禅堂があるわけではなく、大きな本堂ふう？の部屋で
ずらりと並んで座ります。

曹洞宗の坐禅は面壁（めんぺき）といって
壁に向かって座るのですが、
そこでも確かに壁に向かうものの、
２列３列に並んで座るので、不思議なことに
自分の前にも座っている人がいることになります。

気にしてはいけないのでしょうが、
ちょうど前に座っていた方々２～３人とも
まだ坐禅に慣れていない様子で、
あまり姿勢がよろしくないのがちょいと気になりました。

最初３０分ほど座って、１０分経行（きんひん：歩く坐禅）、
その後、１時間ほどお話を聞きます。

お話は「正法眼蔵随聞記」に基づいたもの。

坐禅に参加する人は男性が圧倒的、
ここでもやはり同じでした。
３４人ほどの参加者の中で女性は８人、
年齢層はいろいろ、でもやはり５０～６０代が中心。

この「禅教室」、１カ月に一度、不定期で行われていて、
今後は、４月１５日（火）、５月２１日（水）、６月１１日（水）
と続くようです。
参加費は無料、初めて参加する人は１８：００ごろに行くと、
いろいろ説明してくださいます。

都会の中で、心静かに座りたいとき、
参加してみてはいかが。

温暖化を考える：深夜放送自粛

やっと深夜放送を自粛しては、という話が出てきました。
やっと、です。でも、「法的規制はできないが……」と
なんだか歯切れの悪い答弁に。

以前に一度書いたことがあります。

深夜放送を規制する。
コンビニの営業時間を短縮する。

マスコミでは温暖化、おんだんか、オンダンカと日夜連発連呼。
とはいうものの、街を見渡せば、２４時間営業当たり前のコンビニ。
深夜までやっていて当たり前のテレビ放送。

街にあふれる、エネルギー垂れ流しののほほん生活。

フードマイレージ、輸送にかかる環境負荷を考えると
とんでもない！と思える３９％の自給率。

いつのまにこんな日本になっちゃったの？
いったいこんな日本に誰がした？

「あたいだよっ！」

みんながしちゃったんですねぇ……。
みんなでしちゃったんですねぇ……。

コンビニ、ファミレス、スーパーは原則２４時間営業禁止、
７－１１ならぬ、６－１２までならOK、
テレビ放送も６－１２で、というのはいかがでしょうか。

社会全体である程度（かなり？）の犠牲を覚悟しないと、
地球は瀕死の重症となってしまします。もうなっているか……。

本当のところ、もっともっと地球にやさしくできるはず。

でもね、仕事が忙しいときに遅くまで開いている
スーパーの存在はありがたく思うし、
深夜０時１５分から始まる「タモリ倶楽部」が
もしなくなったらショックだし……。

と、自己矛盾を感じながらも、
地球にやさしい生活をしましょうよ～と
飽きもせずに呼びかけてみます～～～。