虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

深い議論を

2011-03-29 09:06:06 | 社会
今回の福島第1原発の事故で、日本の原子力発電は産業として前進することを事実上不可能になった。
だが(稼働していないところも含む)全国に点在する原発の今後の運用方法や技術の継承について、非常に難しい問題が残ったのも明らかである。
電気に依存して暮らしている現代社会において、電力とどのように付き合っていくかは国民全員が真剣に考えなければならない問題でもある。
また地熱・風力・太陽光・波力などの自然エネルギーについても、発電できる電力量および安定供給がまだ実用的な段階に到達しておらず、特に地熱は騒音・地盤沈下・水質汚濁等の問題が、風力もいろんな部分で問題があり、解決すべき技術的な課題がまだまだ山積しているのが実情です。
将来的には自然エネルギーの開発が進み、原発に代わるクリーンな代替エネルギーとなる日も来ると思われます。
しかし、現時点ではコストパフォーマンス・大量発電・安定供給・環境への影響を全て含めた総合評価で原発に勝る発電はないと言って良く(今回の事故のように)短所も含めて原発と付き合わざるを得ない現実も横たわっているのです。
今後、立場を超えて深く議論をしていく必要があるのです。