昨日もお伝えした通り、この前の土日で一気に冬になった札幌地方。
道も真冬みたいですから、普通に歩くのも、クルマに乗るのも、身体で滑り具合を確かめ(感じ)ながら、ゆっくりと動作させます。
近年は冬靴も防滑素材を使ったものが増え、スケートリンクみたいな道もそんなに苦労せずに歩けるようになりました。
また冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)も年々性能が上がり、かつてのようにヒヤヒヤしながら運転する感じはだいぶ減りました。
道具の差もありますが、やはり人間の適応力(対処)も違います。
雪のない地方で生まれ育った方々は、滑りに対して、かなりの怖さがあるようです。確かに非日常の感覚ですし、下手に転ぶとケガをする危険性もあるので、そう考えるのもやむを得ないですね。
北国(雪国)の人たちは、ある程度の滑りを計算に入れて、動作します。滑りを自らの手中に入れながら対処させるのです。環境に応じた経験値の差がそうさせるんですね。
雪や氷は滑るもの。これが大前提になります。その大前提を踏まえて、対処するのです。
北海道の真冬、スケートリンクのようなテカテカ道を、適度にクルマを滑らせながら平然と走り去る姿に驚きを感じる方も多いとか。
滑らせながらコントロールする術を経験で得ています。横断歩道をスケートするみたいに軽く滑らせながら渡るのも然りです。
何事も経験がもたらすものは想像以上に大きいのだと感じます。
それでも難儀なものですけど。