昨日の佐川氏の証人喚問、わざわざ国会まで呼んでも、新たなことは何も明らかにならなかった。
予想通りではあったが、官僚出身としてほぼ完璧な対応ではなかったか。証人喚問だから変なことをいえないし、関係した人たちについて話すこともなかった。
さすがに官僚(今では元だが)らしい答弁ではあった。頭もキレるし、必要充分な度胸もある。
27日に呼ばれるのが決まってから、いろんな場面を想定し、しっかりシミュレーションしてきたのだろう。焦らず騒がず。粛々としていて、長年国の役人として仕事してきた者らしい姿勢が印象的だった。
証人喚問の場ではやたらと緊張し、中には震える人もいるが、佐川氏は落ち着いているように見えた。
ああ見えて、なかなかの人物だと再認識した。組織の長になる人はあれくらいタフじゃないとダメだね。
対する野党は追及仕切れなかったが、疑問符だらけの現状を明白にしただけで、現政権へのダメージになるから、そこは及第点ではなかったか。もう少し手練手管の戦略があってもよかったのでは?あまりに正直過ぎた気がした。
次に、もし総理夫人が呼ばれたら、こうはいかないだろう。夫である首相にとって、余計なことをペラペラ喋りそうだから・・・。狼狽することはないと思うが、フリくらいはするかも。それくらいの演技はしそうなキャラクターではある。
土壇場での対応は、その人間の本性やメンタルが見えるから、とても興味深い。偉くなるにはタフネス(とくにメンタル)は必須ですな。
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