虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

あまりに無知だなぁ

2025-02-28 05:42:48 | 社会
FNNプライムオンラインより。

北海道のオホーツク海沿岸に広がる壮大な「流氷」。

今の季節ならではの絶景を見るために、北海道網走市は観光客で大賑わいとなっていますが、その中で地元の人たちが頭を悩ませているのは、“流氷の上を歩く危険行為”です。

流氷が見られるスポットには「大変危険ですので、流氷の上には乗らないでください」という注意書きが。日本語だけでなく、英語や中国語などでも書かれています。

地元住民:
氷と雪の境みたいなのがありますよね。(砂浜は)たぶんそこらへんまでじゃないかなと。けっこう足跡ありますよね。危ないですよこれ…。

地元住民によると、氷の塊が盛り上がっている場所の先は、下が砂浜ではなく、海になっている可能性があるといいます。しかし、地面には数十m先にある流氷へと続く足跡が…。

足跡の先を見ると、早速、危険な場所に立っている人を発見、取材スタッフが呼びかけます。

取材スタッフ:
危ないなあれ…完全に流氷の上に行っちゃってるな。そこから先危ないですよ!気をつけて!どこから海か分からないから!そこから先はやめた方がいいですよ、危ない本当に!

なんとか呼びかけが届いたのか「はい、はーい」「はい、やめます」と声が返ってきました。

過去最低レベルの“流氷の少なさ”で特に危険
専門のガイドが、十分に安全を確認しながら流氷の上を歩くツアーがある一方、勝手に流氷に立ち入る危険な観光客…。海上保安庁は、こうした一部の観光客に対し警鐘を鳴らしています。

網走海上保安署・職員:
海中に転落してしまうと、海水温が非常に冷たいので、短時間で低体温症に至り、数十分という本当に短時間で死に至る可能性がございます。

さらに、専門家によると、今年は日本海からの暖流が、オホーツク海に流れ込んだことが原因で海水温が高かったため、例年に比べて流氷が少なく、氷の厚さも薄いため、特に注意が必要だといいます。

北見工業大学・舘山一孝准教授:
オホーツク海全体見ても、最低レベルに今年は流氷の少ない年だったと思われます。
20cmですとか10cmぐらいの氷も多く見られましたので、いつもより流氷(の厚さ)が薄い印象があります。(氷の厚さは)スマートフォンの縦の長さくらいの大きさですので、人が乗って歩くには非常に危険な厚さと言えると思います。

しかし、そんなことは意に介さず、流氷の上を歩く怖い物知らずの観光客が後を絶ちません。

取材スタッフ: 
あそこに見える3人は、小さな子供もいますね…。え!?向こうに見えるふたり、かなり沖の方まで歩いて行っています。あそこ、おそらくもう流氷の上ですよ!大丈夫かな…砂浜が見える部分からは、数10m先の沖まで歩いてしまっています。

地元住民が慌てて「そこからそっちはもう海だから!あそこに落ちたら助からないよ!」と声をかけます。2人組は素直に注意を受け入れ「はい」と戻ってきました。

取材スタッフ:
どうしてあんな沖まで行ってしまったんですか?

流氷の上を歩いていた人:
見たことない景色が広がっていて…すごいなと思いましたけど。確かにちょっと怖いなと思いながら行っていました。地元の方が言うことは、すごく正しいと思うので、気をつけたいです。<了>

自然の恐ろしさをなめてかかると、痛い目に遭いますよ!
そんなこと言われなくても分かるでしょ?
分からないんだよなぁ。困ったもんだ。

運悪く割れ目から落ちたら、生きて帰れないというイメージができないのかね?
あまりに無知だし、能天気すぎるよね。

こんなことを言ったら良くないのを承知でいえば、誰かが落ちて亡くなったりしてニュースになれば、警戒するんだろうなぁ。
近くで見たいなら、接岸している岸壁か、流氷観光船(画像)にでも乗ってみるんですな!

安全な状況で見たら、流氷はとても感動的で、わざわざ見に行く価値はあります。
あの流氷がぶつかり、ギューギュー鳴るのも特徴的ですね。

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