今でしょ！

消費税増税が来春に実施されそうだ。

5％から8％へ、そして2015年度には10％へ段階的に上がりそうだ。
現行の5％が導入されたのは、16年半前の1997年4月。
増税されれば17年ぶりの税率アップということになる。

この17年の間に、社会は大きく変わった。
「良く」変わったというより、「悪く」変わった印象が強いが、1つずつ検証していくと、「良く」変わったこともあちらこちらにあるはず。

最新の世論調査によると、50％が増税に反対だという。
これはどのタイミングであっても、増税をしようとすれば、反対意見が半数かそれ以上を占める。
商品の値上げなど家計を圧迫するのだから、当たり前とも言える。

しかし（得体の知れない）アベノミクス効果で（数値上は）経済成長はしているようだし、数年前より雰囲気（ムード）が前向きになった。

庶民の経済に、この効果が波及するのは、早くて来春（ベースアップなど）だろうから、まだまだ安心はできないが、増税することが決まれば、高単価商品を中心に消費は上向くのは明らかである。
事実、マイホーム（戸建て、マンションなど）や輸入車など高級自動車の販売は良いといわれる。
特に首都圏は、高所得者が多いからか、その傾向が顕著だという。

加えて、2020年に東京で夏季五輪が開催されることも決まり、当分の間、我が国は首都圏を中心とした上げ潮ムードになるのは間違いない。

その点から言って、増税のタイミングは今しかないと思う。
今を逃せば、何時このようなチャンスが来るか分からないんだから。

多くの国民も、我が国の財政が逼迫しているのは、概ね分かっている。
問題は、増税分も含めた税金の使い道なのだ。

国民生活に役立つ税金の使い方がなされれば、大きな問題にならないはずだ。

今までのように将来的に無駄になる建物などハコ物ばかりを作ったり、雪が降る前に道路工事が異様に増えたり、無駄使いとも思える使い方をしないことだ。

また、人材育成やノウハウも含めたソフト作りに資金を投入し、国民にとって有益で使いやすいシステム（仕組み）の構築が、現代社会では最も必要なことだと思っています。