「明日がござる」全53話も見終わりました。長かったー。
「ありがとう」3部作に続くドラマということでかなり期待しましたが、期待は裏切られるのでした。
「ありがとう」3部作では働く女性だった水前寺清子さん演じるヒロイン集子がこのドラマでは専業主婦になります。
となると、やっぱり世間が狭くて、実家と婚家のいざこざにオロオロすることでしか自己表現ができないのはドラマとして厳しいものがあります。
「ありがとう」では働くお母さん役だった山岡久乃さんは、働く姑さんとなり、お嫁さんである集子に言いたい放題、集子を傷つけます。
お母さんのときはあんなに優しく感じたのに、お姑さんになるときつく感じてしまうのは不思議です。
「渡る世間は鬼ばかり」って、登場人物がみんな言いたい放題なのが私は大嫌いなドラマなんですが「明日がござる」はその原点みたいな感じがしました。
そして、当時、なんであんなに誰かが家にいること(留守番)を必要としたのでしょう。
今となっては理解不能なんですが、まだ町内のコミュニケーションが重要だったということでしょうか。
携帯やスマホ、留守電もなかったから、家の電話に誰かが出なければ用が足せなかったということもありますね。
水前寺さんも「ありがとう」の頃はとってもかわいかったのに、「明日がござる」になると妙におばさん化してしまってスカートは履かず、いつもズボンを履いていて、夫となる荻島真一さん演じる各一が集子に惚れる理由がよくわからないのもはてなでした。