第459話 足るを知る

2012年08月02日 05時18分25秒 | Weblog

前話で水仕事について話したが、水といえば、小学校時代の担任の先生の言葉。
「親の恩は返せても 水の恩は返せない」なぜかこの言葉が忘れられない。

私が子供の頃、通っていた小学校は2年ごとに担任の先生が変わった。
5・6年生の時の担任・後藤先生の言葉だ。
最初先生の口からきいた時、親の恩より?と解せなかったが、
水の恩をどう返せるかを考えた時、返す術なく、
返せないからこそ、大切にしなければならないのだと気づく。

お風呂になみなみお湯をはり、つかった時あふれでる様を見るのもまたよしと言う主人。
さらに、残り湯で洗濯してほしくないと言う。
言われたよう残り湯は捨てているが、もったいない気がして、
残り湯を使いたいと申し出たが、水道料金は変わらないからいいではないかと却下される。
でも、私にとってそれは節約視点だけではなく、
あの時学んだ「水の恩は返せない」精神によるところが大きい。

なぜこの言葉がこれほどまで私のその後の人生に影響を及ぼすことになるのか
不思議ではあるが、ここ最近、洗面所の水について考えている(笑)
バシャバシャと顔を洗ってしまうのだが、
洗面所に飛び散った水が綺麗好きの主人には耐えがたい光景らしく、
水アカになるではないかとよく怒っている。
顔を洗いながら飛び散る水を見、私は水をうまく扱えていないのではないかと思い至る。
最近の蛇口は水の量を微調整しにくいが、出す水の量に勢いがありすぎて飛び散る結果に。
問題は水の出し方だと。
水温を感じても、水音きくことなく。私の水の出し方には趣がない・・・ということを考えている。

熱中症で死に至る場合もあるから怖い。体にとっても水は大事。
不足しすぎていないか、無駄に使いすぎてはいないか。ちょうどよい水分量を心がけたいものである。

コメント
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