少し前の話だが、2つのプレゼンを聞く。
1人は、スラスラ、ハキハキ、
まるで アナウンサーが原稿を読むようによどみなくこなす彼女。
もう1人は、たどたどしく語る彼。
私の心にどちらが響いたかというと、
素人っぽくも 「これだけはどうしても伝えたいんだ」 という思いが感じられた後者、
彼の方。
原稿を読む練習に時間を割いたパターンと
ただただ聞き手を思って伝えたい思いを懸命に考えるだけで本番を迎えてしまったであろうパターン。
前者が悪いわけではないが、「うまい」が先にくると、なぜか響かない不思議。
最近の話だが、同じような現象が自分の身にも降りかかる。
企業に属する私と、
企業に属する前、つまり社会人ではない学生の方のプレゼン。
アンケートを見ると、後者に「好印象」の高評価。
場所が異なる開催で相手のプレゼンは見ていないという状況下ではあるけれど、
その要因を考える。
私に足らないものは何だろう・・・
素人っぽさ?
では、私が真似て 素人っぽく話したとすると、
仮にもお給料をもらって働いている身、準備不足と叱られることになるであろう。
若さ?
初々しさだけが評価ポイントであれば、
世の中のプレゼンの達人はみな若者に限定されてしまうが、そういう訳でもない。
年齢でも見た目でもないだろう。(ほっ)
立場?
素人に対して評価は甘く、応援したくなるもの。
と言ってしまうと、負け惜しみっぽくなるからこのラインは排除するとして・・・
懸命さ?
楽しむ気持ち?
ん~ どうすればもっとよくなるのか・・・
奥が深いプレゼンの沼にはまっていく。