かねてより興味のあった バトラーサービス体験を求めて
セントレジス大阪に宿泊した時のことである。
お部屋のベルがなり、ついにバトラーさん登場。
あれ、日本人じゃない・・・東南アジア系?
どのように振る舞い、どのような言葉遣いをされるのか興味津々、
お手並み拝見 という思いがあり、勝手に日本人だと思っていたが、
考えてみれば、ホテルでの接客業務である、必ず日本人である保障はない。
どんなに流暢の方でも母国語ではない方の日本語にはたどたどしさがある
が、とても感じのよい・・・というか、お人柄のよい方であることが滲み出ていた。
バトラーに「洗練された」感を期待していたが、まさかのあったかイメージ。
会話は言葉以外のものを交換しあうものだと改めて思い、私もつられて微笑む。
忘れられない光景と言えば、
チェックアウト時、12階にある日本庭園を眺めていた時のこと。
中国人の父子が庭園内にいたのだが、
小石で水面を表現している枯山水の庭(波)の上を歩いているではないか。
文化の違いであろうが、
私も知らないからといって無意識に気づかぬ罪を犯していないか
行き先(国)の文化や習慣をできる範囲でいい、
事前に学んでおくことの大事さをも同時に思ったことが思い出される。