どんなに言葉を重ねても
こんなに思いが 伝わらないなんて。
話しても 話しても
どんどん それていく。
しまいには
今後 いっさい、もう、絶対・・・
極端な 見切り宣言。
まさか 自分の息子を
こわいと思う日がくるなんて・・・
思春期って
生命力にあふれている時期なのに
どうして こんなに危ういのだろう。
その強い言葉に反して
弱さ、脆さを感じてしまう。
何を言っても親は自分を見放さない最後の砦だ
と感じるための 反抗だと思うから・・・
言葉通りの意味で受け取らず、
振り向かない息子の背を見つめる。