6月の30日(晦日)は、上半期最後の日。
一年の折り返し日に茅(ち)の輪をくぐる事によって、
半年間の汚れを祓い清めて無病息災を祈願する行事。
この日本の古きよき年中行事を知ったのは、
恥ずかしながら 昨日いただきました京会席にて。
初夏の前菜の飾りに、
夏越の祓、茅の輪を模した竹の輪に「蘇民将来子孫也」の紙札。
旬の食材を目でも味わう繊細な京会席の幕開けは、
そんな素敵な歳時記との出会いから・・・
最後の甘味菓子まで 涼 を感じる 見事な技に癒される。
食材の色、器の色もさることながら 印象的だったのが、
お料理に添えられた 緑 (葉や菜・すべて種類が異なっていた) 。
目には青葉が映えていた
「京 YUNOHANA RESORT 翠泉」の京会席。(「ご馳走様でした」)
七夕も近いので、みんなで短冊を書いて 飾ることに。
家族みんなが・・・と書こうとしたところで 手がとまる。
族ってどう書くんだったっけ?
入力言葉に慣れた手は、旅しか思い出せず、涼を通り越して、
冷っとするではないか。
恐るべし 日々の生活習慣。
たまには、手を動かし、手をあわせることをしなければと思う 夏の夜。
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