目前に広がる大海原。
刻々と変わりゆく海の色を眺めながら入る露天風呂・・・
立地に恵まれた「借景癒し」旅館も好きだが、
時に、その恵まれた環境がおごりとなり、
他が おろそかになることがある。
立地こそ恵まれていないが、マイナスをカバーしようと
気を配る「おもてなし」旅館に学ぶべきところが多い。
チェックイン。
枯山水の中庭を眺めながら
到着時の疲れを癒す「手作りの和菓子」(甘味)と抹茶。
庭園反対側の座席には、池と鯉の共演。
お風呂。
湯上りに冷水サービスだけではなく、
旅の疲れや胃腸の疲れを取る
緩下薬作用のある せんな、
健胃薬作用のある せんぶり、
腸薬作用のある げんしょう の3種があり、
漢方か・・・やさしいお心遣いである。
お食事。
今回はお食事処ではなく、お部屋近くの小さな客室で?
部屋にあるテレビを見ながら 話題にも事欠かず(笑)
お食事後に「手作りの甘味」
(この日はぜんざい・食後なのでお餅ぬき) のサービス。
ある時 と ない時 があるので、
いつもスーツケースにお菓子を忍ばせている 私。
ちょっと小腹がすいたな・・・の緊急事態に備え、
この一品(お心遣い)が嬉しい。
過去、おむすび(手作りの夜食)もあったが、これも嬉しかった(笑)
終わった と思ったところで、もう一品 のプラスが嬉しい。
その翌日泊まった旅館では、
出されたおしぼりに生花(素朴な野花) が添えられていた。
各旅館しのぎをけずって、自分たちができることを考えている。
素敵な演出(おもてなし)に出会った時、
私にも 今後使える手 として記憶するようにしている。
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