素朴な疑問の中にも、かなり熱く議論できるもがある。
それはもはや全然素朴なんて、言っていられない。
ではいきます。ローターリーエンジンは、クランクが無いと回らない
と思う。
その前に昨日のゼロ戦の、180度クランクの件だが、少しいい気に
なっていたと思う。
もしかしたら360度クランクの方が、コンパクトで頑丈に出来るか
もね。
では改めて、…標記の件で4,5人で議論を始めたら、どうなるだろうか。
この話は、マツダがモーターショーで、ロータリーエンジンを積んだ
コスモスポーツを展示した年で、その車両のまん前でメーカーの担当者と
交わした議論である。(少し威張ろう)
いつの間にか人だかりが出来ていた。
そして少数だが、味方が増えていった。
かなり熱く議論してしまう素朴な疑問がある。
今回は、もう素朴とは言えないぐらい、ややこしい疑問だ。
さて昨日の続きだ。
クランクの大端部で分かりますよね、この部分の名前が分かりません。
では、円盤はどう動くのかと言うと、丸いスポンジで、ワックス掛け
をしている時をイメージしていただきたい。
円を描きながら、一箇所だけをグルグル磨きます。
次にこのスポンジが、直径30cmで同じく30cmの円を描いている
所をイメージしてみると、ほとんど分かってくると思う。
スポンジの一番上と左右に、黒い点を付けると、この点も全部30cm
の円を描いているのに気づくはずだ。
この「点」にコンロッドを付けて行けばいいのだ。
均等に7つ、そしてその裏側に、一個ずつずらした物を、もう一組
付ければ完成だ。
たいしたもんだよねー、このシステムを第一次世界大戦のころには、もう
完成していたのだから。
感心していると、「カムはどこに付けるのかな」なんて言うやつが、
必ず一人ぐらい出てくるものだ。
その時は、大きな声でののしるようにして、ごまかしてしまおう。
と言う訳で、「もうやめた。」