おとといの続き。
メカニズムはこうだ。実に簡単で、ひょうしぬけてしまった。
キュウリとナスにコバエが、いっぱいたかっているのだ。
このカエルさんは、それこそ寝っころがりながら、集まって来たと
ころをパクパクと食っちゃ寝、食っちゃ寝していればいいのだ。
たぶん世界一小さな天国に違いない。
ここならば蛇もモズもやってこない。
娘はこのカエルさんに、1cmのころから毎日1回、手に乗せて挨拶
をしていたと言う。
なんとカエルは人になつくのだ。
娘が頬ずりしている間、全く動かずにいて、逃げようとしないのだ。
秋が終わりに近づいた頃、玄関のそばの、生垣に放してやったところ、
次の次の年まで2年間、春になると玄関のガラス戸に来てくれた。
今度は玄関の明かりの下が、餌場になったのだ。
そして秋まで毎日、留守番をしてくれたのだ。
更に聞いてビックリだ。
このカエルさんには、名前が有るのだ。
なんと『ジョイナー』さんというのだ。
なるほど、顔を20cmぐらいに寄せて、よーく見つめていると、
ちょっといたずらして、口紅でも塗ってみたらどうなるかな、
なんて思ってしまうぐらい、よく似ているのだ。