昨日の続きだ。
担当者はこう言った。ロータリーエンジンは、ローターは円運動を
しているので、レシプロエンジンのような、ピストンの往復運動に
よるパワーロスがなくて済み、また振動も少ない、と。
そこで私は、円運動をするものからシャフトにパワーを伝達するた
めには、ローターがシャフトに固定されていなければ不可能だ、と
主張した。そしてもしも固定されているのならば、ローターは左右
には動けないはずだ、と。
この辺から、味方が増えてきた。
この二つの条件を満たすためには、クランクが必要なはずだ。
結果はただの、和やかな雑談で、終わったように記憶している。
もしもマツダの偉い人が、遠くからこの集団を見ていたとしたら、
彼は良くやっているな、と評価されたに違いない。
まさかこの輪の中で、クランクが有るはずだとか、ソーダ、ソーダ
なんて会話がなされていたなど、想像できないもんね。
担当者は最後まで、円運動を主張し続けましたよ。
ところで写真だが、知人宅にあったものだ。
彼も同じ疑問を持っていたそうで、それを聞いた方が、持ってきて
くれた物だそうだ。
犬も歩けば棒にあたる、と言う訳で早速使わしてもらったわけだ。
クランクと言うより、巨大なカムだよね。
クランクとしたら、ストロークは3~4cmぐらいかな。
太さはセブンイレブンのおにぎりより、少しでかいぐらいだ。
そしてシャフトは、直径4cmぐらいだ。
モーターショーのあとで分かったことは、
写真のようにローターの内側に、歯車がきざまれていること。
ローターが1回転すると、シャフトは3回転すること。
やっぱり現物があると、やりずらいよね。
もう推測を楽しむわけには行かないからね。
これからは事実の検証を、しなければならないんだよね。