5ヶ月ぶりにエンジンを掛けてみた。右側が不発だ。プラグには火花が力強く出ている。
キャブのドレンボルトを抜いてみた。左側と比べるとガソリンが出て来る勢いが悪い。
ということでバラスことにした。
最初の難関は、左右連結のチョークのブリキ板だ。運よく左側が外し易くなっていた。
なんとかタンクを外さずに出来そうだ。
次がスロットルワイヤーだ。絶妙の左右バランスになっているので、そのままにして置き
たい。うまい具合にワイヤー固定ボルトは、キャブに付いている。これを外せばバランス
は元のままだ。良く出来ている。
実にきれいだ。我ながら驚いた。
1980年12歳で私のところに来た。ブルドーザーにいじめられている所を助けたのだ。
当時は10年で完璧なポンコツなってしまっていた。
6個のキャブを使ってやっとエンジンが始動した。マフラーのハラワタが全て飛び出して
きたのには驚いた。
凄いでしょ。29年前に新品に交換して2万3千キロ走行している。
今日始めて29年ぶりのオープンだ。10歳の時はこの空間が全てアルミの腐食の泡で
塞がっていた。ガソリンコックが完全だと、こんなにも差がでるんですねー。
ところで重大な注意事項がある。
写真のウエスの部分だが、このプレスフレームは、この部分がぱっくりと口を開けてい
るのだ。
うっかり落とすと、何でも飲み込まれちゃうぞ。絶対取れないから。
今の悩みは、この中に入ってしまった、ペットボトルの蓋のような握りのマイナスドライ
バーをどうやって取り出すかだ。ハーァ-ッです。
で、エンジンは?、絶好調です。でも…
プラグは新品に換えたほうが良いようです。右が不調なのでキャブを洗浄したのです
が、再始動の時は、今度は左が失火してしまいました。
どちらのプラグも、かなり悪い状態になっていました。別冊モーターサイクリストで、あるチューナーが言っていたが、「古い高級プラグより安い新品プラグ」、これは真実だ。