世の中の頭が良い人には、二通りあると思う。
テストはそこそこだが、生まれつき頭が良い人。
努力家で知識が豊富で、テストができる人。
この二人が納豆のタレの容器を作った。
上の写真のタレは、生まれつき頭がいい人が作ったに違いない。
左上の紺色の小さな一片を上の方に引っ張ると簡単に切り取れて、タレは一切こぼれ
ない。タレはナイフカット部分よりちょっと下までしか入っていないのと、スッときり剥がれ
るようになっているからだ。
これに対して、大企業がこの市場に、タレの袋が切り取りづらいのに目をつけて、このイ
ライラを解決したと、いう触れ込みで参入してきた。多分マーケティングを念入りに実施
して見落としがあったに違いない。
タレをゼリー状にして、それに箸で衝撃を加えると、なんと液状化して手を汚すことなく
かき混ぜることが出来る。というコマーシャルをテレビで流しているのを見たことがある
はずだ。
これが勉強で知識を詰め込んだ人、気の毒だがテストは出来るのだが脳はそれ程でな
い人の仕事なのだろう。
この会社はこの後、なんとパックの蓋にタレを仕込んだ、実に大がかりな新商品を発売
した。
ずっと前から写真のタレが存在していたのにだ。つまりこのタレを知らないまま日夜研究
開発をしていたのだろうと思われる。
注意 勉強で知識を詰め込むのが悪いと言っているのではない。勘違いしないで頂きた
い。そういう人に、このような仕事をさせないほうがいい、と言いたいのだ。