「この銃には右にそれる癖がある」。これは、お年寄りのハンター
の間で使われる専門用語です。
若い人でも素直な人は、少なからず信じている人がいるようです。
結論。あまりにも簡単なことなので結論から言います。
ライフル銃に「くせ」など一切ありません。撃つ人に癖があるので
す。
例えば、オーケストラのホルンのようにグルグル曲っている銃身が
あるとします。これで撃っても、弾はブーメランのように弧を描い
て戻ってくるようなことはありません。
ほとんどの場合、銃をかまえた方に傾く癖がある人だと推測します。
その結果として、傾いた方にそれるわけです。
右に構えた場合、弾は照準線の左下から発射され、1回目の焦点を超
えてから、徐々に右にそれていくのです。
ところが始末が悪いのは、こういう人たちは腕のいいハンターであっ
たり、銃砲店の店主であったりするんです。
この人達は長年の経験で、その「癖」を自分なりに修正して、見事に
命中させてしまうのです。
結果オーライ、勝てば官軍です。議論は無駄です。
絶対にやめましょう。
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