こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

『はやぶさ』!

2010-06-15 05:30:00 | いろいろ
ここ数日、新聞やニュースでこの名前を聞くたびに私はウルウルしてしまいました。

打ち上げられた当初から、そんな宇宙の小さい星に辿り着き砂粒の採取なんて本当にできる

のか、できたらいいな・・・そして地球に戻ってくるなんてワクワクする気持ちを乗せて

宇宙空間にひとりで飛んでいる『はやぶさ』に 私の思いも届くように祈っていました。

当時は戻るときには『はやぶさ』機が燃え尽きてしまうことはあまり大きく取り上げられて

はいなかったと思う。通信が途絶えた・・というニュースの時には私も「やっぱりな」と

あきらめてしまった。そんな薄情な私なのに『はやぶさ』は数多くの試練を乗り越え、体を

燃え尽きさせ砂粒が採取されたと思われるカプセルを地球に還してくれた。長い長いひとり

旅、そして『はやぶさ』機が最後に見た地球の写真を送信して消えてしまった。

 私はときどき、感情をもたない無機物に自分で感情を移入してしまうことがある。自分で

もそれはまるで、幼児がおもちゃを手にひとりで喋っているようだと思うんだけどね。だか

ら モノに執着するのだ。だから『はやぶさ』は無機物だけど、こう思っているやろ・・と

か勝手に想像してしまう・・・。『はやぶさ』は日本人が思わず「還ってこいよ」と願って

しまうくらいの艱難辛苦を味わい、最後は夢を地球に還してくれたのだと思う、そんな姿を

みんながいつまでも覚えていたら『はやぶさ』自身、喜んでいると思う。私たちはどんな

小さな夢も希望ももって生きるのが本来の姿だと思う。それが叶うことも夢だし、希望だ。


この間、テレビで沖縄出身のコッコさんという女性歌手の人が「やっと おじぃやおばぁに

「なんくるないさぁ(なんとかなるさ)」とあきらめて、笑顔で歌って踊るしかなかったこ

とから解放させてあげられると思ったのに、またそう言わせてしまうことになってしまっ

た」というようなことを話していた。どれだけ基地の下で生活を余儀なくされた人たちを

いつまでもそのままにしておかなくてはいけないのか?同じ日本の国民なのだ。いつまでも

他国を頼りにして 世界に出ればいとも簡単に大国に言いくるめられ、言いなりになり、

強硬発言もできない。みんなに愛想よく・・みたいな。根性無しの日本に『はやぶさ』は

それでも還ってきてくれた。


 『はやぶさ』はそりゃぁ ここまでお金もかかったけど、これが『世界一』の技術の成果

だと思う。二番じゃできない。目標を高く持つ・・・それがここまで日本が成長してきた

原点なんだけど、仕分けで減らされた予算で二号機のめどがたたない・・・はずが、無事に

還ってきたら「次に繋げるものを」と、文科省の大臣が言いだしたそうだ。明らかに『はや

ぶさ』人気に、反対のことを言ったら選挙でヤバイという風に私はみている。仕分けで科学

者からブーイングだったもんね。「二番じゃだめなんですか?」と言った、今回大臣になっ

た彼女の夢は「日本を良くしたい」ではなく、なんだったんだろう。まさか隣国に特別ルー

トを作るためではないかと・・・これはワタクシ的意見だ。ワタクシは 口のたつ同性は苦

手で 今風にいうと「好きくない」のだな。

『はやぶさ』はこんな私の独り言を「そこまで言ってはいけません」と叫びながら消えてい

ったのか・・。君の後を行く二号機の誕生を一番待っているのは、君なんだろうね。
コメント
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