長男君は大学を卒業し、一年パソコンの専門学校に通いながら、パソコンの試験で資格を
とり、専門学校の紹介でインド・カレーのお店にバイトに行くようになった(みたいな話)
そこではインターネットで注文を受け、お店で作ったカレーを冷凍し販売をするのだけど
お店でも食べることもできるのだ。長男君は詳しく説明はしてないので、もっぱらお店の
HPで私は知ったのだね。で、社員として採用されたわけなのだが 長男君は今の仕事が
楽しいし、やりがいがあるという。どうやら私たちと本人が最初考えていた公務員より
向いているように思えた。とにかく、仕事に慣れ仕事場で先輩にしごかれ、かわいがって
もらえたら、その先は自分でなんとかやってくやろ~。と、いうわけで夕食はその勤め先に
連れて行ってくれるのだ。私たちは神戸に行く前から、一度そのお店で食べてこようと考え
ていたのだけどね。お正月にお店の店長さん(オーナーさん)から インド・カレーセット
を送って頂き、私は初めてナンというものを食べた。ナンというものは知っていたけど、
食べるのは初めてで、カレーをつけて食べるのもなんか日本のご飯にカレーというのとは
違っておいしかった。
お店に入ると、フロア・マネージャーさんがニコニコしながら奥のテーブルに案内してく
れ、「オーナーは今、近くでイベントがあって出ていますが来るまで待っていてください」
と言われ、ありゃりゃ、どうやら私たちが来ることは知っているらしい。長男君がメニュー
の説明をしてくれ、私たちはエビカレーとナス・キーマカレーを選び、それのコースを注文
してくれた。どんなものが出てくるかは楽しみでしかたない・・・
最初に運ばれてきたのがこの『マンゴー・ラッシー』、名前は聞いたことがあるがこれも
初めてだ。一口飲んで「ん?なんか懐かしーようなこの、酸味はいったい・・・」「ヨーグ
ルト味やろ」長男君はこんな美味しいジュースを飲んでるのか!クヤシイ!!
その次に出てきたのがこれだけど、生野菜の薄切りとしか長男君は言わなかったような。
でも、きっと名前があるんでしょう。奥から、トマト・きゅうり・人参・大根で上にかかっ
ているのが、チリ・パウダーだ。これをお皿に取って食べたんだけど、素材の味しかわから
ない。小声で長男君に聞く「なに、これ?」「う~ん、そのままサラダ・・かな」 家では
大根の生を半月切りで食べないから、やけに大根の瑞々しさが心地よかった。
『そのままサラダ』を取り分けている途中に フロアのお姉さんが運んできてくれたのが
この『タンドリー・チキンとシシカバブ(?)』長男君は声が小さいので聞きとれないので
そんな感じのようなことを言っていた。タンドリー・チキンはお肉も柔らかく美味しいのだ
けど、お昼に私はロイヤル・ホストで鶏の竜田揚げを、おとうさんは美ビンパ(コラーゲン
スープ付)、長男君は焼き肉プレートみたいなのを食べていた。三人ともしっかり、がっつ
り食べている。そのわりに運動を(引っ越し作業)してないので、そう食べられそうもない
が・・・シシカバブにはミント・ソースをつけて食べるのだと 小声で長男君。それでも
不慣れな両親にそれぞれをナイフとフォークで切り分け、お皿にのせてくれる。ほんの十何
年か前は、私たちがその役目だったのにと思うと胸がいっぱい(おなかもいっぱい)に。
シシカバブって、硬めのチクワみたいな感触でした。
メーンのカレーとナンが登場。右がプレーン・ナンでその隣がガーリック・ナン、ニンニク
の茎かな?緑色がきれいで、ホカホカです。カレーは右がエビ、左の器がナス・キーマカレ
ー。エビが大きい。小声で「バナメイエビ?」と聞く。「うん、材料の中にバナナなんとか
のムキエビとか・・・」バナナエビなんか聞いたことない。バナメイだろ~。さぁ、熱いう
ちに・・・と、ナンをちぎりだし一口、二口食べだしたときに、オーナーである店長さんが
現れたのだ。現れるやいなや「いやぁ、○○くん、おかあさん似やね」。そうか、似てるの
か!これまでの長男君の様子や、働きぶりや引っ越しのことなど、食べることができない。
私は「カレーが冷めるんじゃ」と心配もするのだが、オーナーは職場の人も呼び次々と人が
登場するので頭を下げるわ、調理場のインド人のコックさんまで来てくれ、ここで「ナマス
テ~」と挨拶できればいいのだが「ナマステ」しか知らないし。「主人は出てるけど、すぐ
来ますからゆっくり食べててくださいね」と去ったあと、ナンがお腹の中で膨らみだしたよ
うな、これも緊張のせいか・・・。三人で黙々と食べた。食後の飲み物に『ハイビスカス
レモングラスティー』を出してもらったが、これは添えられたハチミツを注いで飲むそうだ
私はその前に一口、ずずっと飲んだ、二口目もそのまま飲んだ。やはり、ハチミツを入れて
飲むのが味がわかるような気がした。しかし、オーナーは気になることを言ったのだ。
「こげちゃん」と・・。なにゆえ 従業員の田舎で飼われている犬の名前を知っているのか
私は思わず「え?」というと慌てて「おかあさんのブログを見たんじゃないですよ」なにゆ
えブロガーと知る?横目で長男君をみると、なんか知ってそうな感じだ。「お子さん、二人
外に出すと寂しくなりません?」と言うのでおとうさんが「家には三人目の子がいるので」
と暗にこげが三番目の息子のように言ったため、今度はオーナーさんが「え?」と驚く。
慌てたおとうさんが「見せましょか」と携帯の待ち受けのこげの写真を見せたら、思わず顔
をしかめ「だいぶ年寄りなんですか?」その待ち受けは、非常に不細工なお笑い顔のこげ、
すかさず「私のを見ます、そっちのは変顔なんです」と、男前のこげの待ち受けを出す。
きっと、オーナーさんは心の中で「ヘンな夫婦。飼い犬の待ち受けを競って見せる」と思っ
たことだろう。オオカミに似ていますね・・と言ってはくれたけど。とそこに、オーナーの
旦那さんが現れたのだ。知ってはいたが、インドの方と話すのは初めてだ。でも、日本語ぺ
らぺら。「○○君、お父さん似ですね~」ときた。そうか、おとうさん似なんだ。そこに
デザートのアイスクリームがやってきたのだが、旦那さんがマネージャーから ウエイトレ
スのお姉さん、事務所から出てきた人々の紹介を始めたのだ。ちなみに他のお客さんもいる
のだが、私達の座ったテーブルに入れ替わり立ち替わり、人がやってくる。アイスクリーム
食べたい・・と思ったのだが、旦那さんが「これから○○君が働いている事務所、見てくだ
さ~い。さ、さ、どうぞ。おかあさんもカメラで撮っていいですよ。みんなに紹介します」
紹介って、さっき皆さんにお会いしてますぅ・・・しかし、私たちはついて調理場から
発送するための事務所、冷凍室、インターネットルームと案内してもらったのだ。そこには
オーナーさんに紹介してもらった長男君と働いている若者がいるのだ。むこうも、二度目の
紹介には少しバツが悪そうだったけど、旦那さんのパワーに押され気味だ。ここでの長男君
は、バイト時代にはこんなことをしていたんですよ、と説明をしてくれた。調理場では袋詰
めをやっていたとはきいたけど、ほかにも注文の電話のやりとりでオーナーさんが「最初は
どうなることかと思った。声は小さいし」やはり、そうか。声が小さいうえ、家にいた頃か
ら電話が鳴っても 滅多に取らないし。こりゃ、親には言わないけどかなり 堪えたんじゃ
ないかな・・と思うわ。
とり、専門学校の紹介でインド・カレーのお店にバイトに行くようになった(みたいな話)
そこではインターネットで注文を受け、お店で作ったカレーを冷凍し販売をするのだけど
お店でも食べることもできるのだ。長男君は詳しく説明はしてないので、もっぱらお店の
HPで私は知ったのだね。で、社員として採用されたわけなのだが 長男君は今の仕事が
楽しいし、やりがいがあるという。どうやら私たちと本人が最初考えていた公務員より
向いているように思えた。とにかく、仕事に慣れ仕事場で先輩にしごかれ、かわいがって
もらえたら、その先は自分でなんとかやってくやろ~。と、いうわけで夕食はその勤め先に
連れて行ってくれるのだ。私たちは神戸に行く前から、一度そのお店で食べてこようと考え
ていたのだけどね。お正月にお店の店長さん(オーナーさん)から インド・カレーセット
を送って頂き、私は初めてナンというものを食べた。ナンというものは知っていたけど、
食べるのは初めてで、カレーをつけて食べるのもなんか日本のご飯にカレーというのとは
違っておいしかった。
お店に入ると、フロア・マネージャーさんがニコニコしながら奥のテーブルに案内してく
れ、「オーナーは今、近くでイベントがあって出ていますが来るまで待っていてください」
と言われ、ありゃりゃ、どうやら私たちが来ることは知っているらしい。長男君がメニュー
の説明をしてくれ、私たちはエビカレーとナス・キーマカレーを選び、それのコースを注文
してくれた。どんなものが出てくるかは楽しみでしかたない・・・
最初に運ばれてきたのがこの『マンゴー・ラッシー』、名前は聞いたことがあるがこれも
初めてだ。一口飲んで「ん?なんか懐かしーようなこの、酸味はいったい・・・」「ヨーグ
ルト味やろ」長男君はこんな美味しいジュースを飲んでるのか!クヤシイ!!
その次に出てきたのがこれだけど、生野菜の薄切りとしか長男君は言わなかったような。
でも、きっと名前があるんでしょう。奥から、トマト・きゅうり・人参・大根で上にかかっ
ているのが、チリ・パウダーだ。これをお皿に取って食べたんだけど、素材の味しかわから
ない。小声で長男君に聞く「なに、これ?」「う~ん、そのままサラダ・・かな」 家では
大根の生を半月切りで食べないから、やけに大根の瑞々しさが心地よかった。
『そのままサラダ』を取り分けている途中に フロアのお姉さんが運んできてくれたのが
この『タンドリー・チキンとシシカバブ(?)』長男君は声が小さいので聞きとれないので
そんな感じのようなことを言っていた。タンドリー・チキンはお肉も柔らかく美味しいのだ
けど、お昼に私はロイヤル・ホストで鶏の竜田揚げを、おとうさんは美ビンパ(コラーゲン
スープ付)、長男君は焼き肉プレートみたいなのを食べていた。三人ともしっかり、がっつ
り食べている。そのわりに運動を(引っ越し作業)してないので、そう食べられそうもない
が・・・シシカバブにはミント・ソースをつけて食べるのだと 小声で長男君。それでも
不慣れな両親にそれぞれをナイフとフォークで切り分け、お皿にのせてくれる。ほんの十何
年か前は、私たちがその役目だったのにと思うと胸がいっぱい(おなかもいっぱい)に。
シシカバブって、硬めのチクワみたいな感触でした。
メーンのカレーとナンが登場。右がプレーン・ナンでその隣がガーリック・ナン、ニンニク
の茎かな?緑色がきれいで、ホカホカです。カレーは右がエビ、左の器がナス・キーマカレ
ー。エビが大きい。小声で「バナメイエビ?」と聞く。「うん、材料の中にバナナなんとか
のムキエビとか・・・」バナナエビなんか聞いたことない。バナメイだろ~。さぁ、熱いう
ちに・・・と、ナンをちぎりだし一口、二口食べだしたときに、オーナーである店長さんが
現れたのだ。現れるやいなや「いやぁ、○○くん、おかあさん似やね」。そうか、似てるの
か!これまでの長男君の様子や、働きぶりや引っ越しのことなど、食べることができない。
私は「カレーが冷めるんじゃ」と心配もするのだが、オーナーは職場の人も呼び次々と人が
登場するので頭を下げるわ、調理場のインド人のコックさんまで来てくれ、ここで「ナマス
テ~」と挨拶できればいいのだが「ナマステ」しか知らないし。「主人は出てるけど、すぐ
来ますからゆっくり食べててくださいね」と去ったあと、ナンがお腹の中で膨らみだしたよ
うな、これも緊張のせいか・・・。三人で黙々と食べた。食後の飲み物に『ハイビスカス
レモングラスティー』を出してもらったが、これは添えられたハチミツを注いで飲むそうだ
私はその前に一口、ずずっと飲んだ、二口目もそのまま飲んだ。やはり、ハチミツを入れて
飲むのが味がわかるような気がした。しかし、オーナーは気になることを言ったのだ。
「こげちゃん」と・・。なにゆえ 従業員の田舎で飼われている犬の名前を知っているのか
私は思わず「え?」というと慌てて「おかあさんのブログを見たんじゃないですよ」なにゆ
えブロガーと知る?横目で長男君をみると、なんか知ってそうな感じだ。「お子さん、二人
外に出すと寂しくなりません?」と言うのでおとうさんが「家には三人目の子がいるので」
と暗にこげが三番目の息子のように言ったため、今度はオーナーさんが「え?」と驚く。
慌てたおとうさんが「見せましょか」と携帯の待ち受けのこげの写真を見せたら、思わず顔
をしかめ「だいぶ年寄りなんですか?」その待ち受けは、非常に不細工なお笑い顔のこげ、
すかさず「私のを見ます、そっちのは変顔なんです」と、男前のこげの待ち受けを出す。
きっと、オーナーさんは心の中で「ヘンな夫婦。飼い犬の待ち受けを競って見せる」と思っ
たことだろう。オオカミに似ていますね・・と言ってはくれたけど。とそこに、オーナーの
旦那さんが現れたのだ。知ってはいたが、インドの方と話すのは初めてだ。でも、日本語ぺ
らぺら。「○○君、お父さん似ですね~」ときた。そうか、おとうさん似なんだ。そこに
デザートのアイスクリームがやってきたのだが、旦那さんがマネージャーから ウエイトレ
スのお姉さん、事務所から出てきた人々の紹介を始めたのだ。ちなみに他のお客さんもいる
のだが、私達の座ったテーブルに入れ替わり立ち替わり、人がやってくる。アイスクリーム
食べたい・・と思ったのだが、旦那さんが「これから○○君が働いている事務所、見てくだ
さ~い。さ、さ、どうぞ。おかあさんもカメラで撮っていいですよ。みんなに紹介します」
紹介って、さっき皆さんにお会いしてますぅ・・・しかし、私たちはついて調理場から
発送するための事務所、冷凍室、インターネットルームと案内してもらったのだ。そこには
オーナーさんに紹介してもらった長男君と働いている若者がいるのだ。むこうも、二度目の
紹介には少しバツが悪そうだったけど、旦那さんのパワーに押され気味だ。ここでの長男君
は、バイト時代にはこんなことをしていたんですよ、と説明をしてくれた。調理場では袋詰
めをやっていたとはきいたけど、ほかにも注文の電話のやりとりでオーナーさんが「最初は
どうなることかと思った。声は小さいし」やはり、そうか。声が小さいうえ、家にいた頃か
ら電話が鳴っても 滅多に取らないし。こりゃ、親には言わないけどかなり 堪えたんじゃ
ないかな・・と思うわ。