京都大学の学生寮「熊野寮」が新しく入寮する生徒に配ったパンフレットの1ページ。
そこに書かれていることが、反響をよんでいるそうです。
なんだか、読んでいて考えさせられたし、気をつけたいなと改めて感じたので、備忘録。
みなさんにも読んでみてほしいです。
<ハラスメント加害者にならないために>
- 人の体にはさわらない
「同性同士のボディタッチは友情の証」、「異性へのさりげないボディタッチはモテるコツ」とか思っていませんか?それ、 ハラスメントです。やめましょう。 - 公共スペースでは下ネタ・猥談はしない
下ネタ・猥談は不快になる人がいます。またある種の「男性ノリ」をその場にいる全体に強要することになります。 - 人の容姿、私生活を評価することを言わない
ブスいじり、デブいじりなどなど、すべてやめましょう。人の体はその人のもの。他の人がとやかく言ったり評価したりすることではありません。 - 「女性 / 男性はこうである」など性別によって人のあり方を決めつけない
「女の子なのに化粧しないの?」とか「男性が奢らなきゃ」とか思ったことありませんか?でも性別にかかわらず自分の生き方は自分で決めるもの。 - 怒られない雰囲気に甘えない
友だちとの会話の中で、ゲイいじり / デブいじり / 不謹慎ネタ等で笑いが取れたとしても、絶対に調子に乗らないこと。周囲の人は嫌な思いをしているのに、その場に合わせてニコニコしているだけかもしれません。 - 大学生には彼氏 / 彼女がいて当たり前と思わない
「恋人欲しい!」って思って気になる人にグイグイいくと、相手はけっこう怖いかも。特に熊野寮は生活の場です。出会いの場ではありません。 - もし「それ問題だよ」と指摘されたら
「意図」で反論しない。相手を傷つけてしまったり不快にさせてしまった場合、あなたがどのような意図でそれを行ったかは全く関係ありません。自分の行動の何を問題だと指摘されているのか、まずは丁寧に聞きましょう。
ボディタッチや容姿、また性別に関する話などハラスメントと聞いたときに、パッと頭に浮かぶものが記載されているなか、最も反響があったのが、「もし『それ問題だよ』と指摘されたら」の最終項目。
ハラスメントの定義であり重要とされる「行為者の意図が関係ない」ことを、「そんなつもりではなかった」と言って反論しないようにと、端的に記載されています。
学生だけではなく、家族にも、職場にも言えることかもしれないなと、改めて何度も読み返してしまいました。
気をつけなきゃね。