七夕まつり

2006年08月09日 | Weblog


ひと月ほど前、というより、いま推測してもその日は話題からして7月7日のことになりますが、草むしりをしながらNHK第一放送を聞いていたときに、七夕の話題の中で、あるゲストが 「 いつもこの七夕まつりの時に、晴れたことがなくて雨ばっかりです。」 と残念がっていました。

なるほど新暦の7月7日はまだ梅雨の時期ですから、しかたありませんね。そのゲストは七夕の日に星空を見たいと言うのです。つまり、牽牛星と織女星を天の川あたりに探したいというわけです。これは、なかなか難しいです。何せ晴の確率は低いですから。

          

仙台の七夕まつりが8日まで開かれていたそうです。ちょっと調べてみましたら、仙台では旧暦で行うのではなくて、今は月遅れで行っているのだとか。この仙台の七夕まつりは、今年は旧暦の七夕の日からは、七日遅れとなっています。7月より前の月に閏月がなければ、ほぼ旧暦の7月7日に近い日にちで行えそうな感じがします。

          

さっきのゲストの話ですが、彼女 ( 女性だったんです ) は、この七夕まつりは 旧暦ならば星を見ることがたいていできると いうことが頭には入っていなかったようでした。すっかり忘れてしまっていたのでしょう。そういう勘違いをさせるようなことは、今の日本にはいっぱいあるような気がします。

百姓などをやっていると、旧暦の方が月日がいろいろな面で季節に合っていて、都合が良いことがあります。それから、ニュースなどで、「 ちょっとまだ暑い盛りなのですが、今日は立秋です。」 などと言います。新暦でやっているからずれが生じるのはしかたない。

土用ってなんだ。土曜日のことか。なんて子供の頃はよく思ったものでした。季節の変わり目が 節分 で、季節が四つありますから、節分も4回あるわけです。この節分は新暦の2月の節分が行事として残りました。その節分の次の日が立春・立夏・立秋・立冬で、その前の18日間が土用 ということになっています。この 土用 は夏の土用が残りました。夏以外の土用なんて、今では考えられませんね。

立秋は8月8日頃となっていて、今年は8日のようですが、暦で旧暦の8月8日を見ますと、新暦では9月29日ですから、なるほど秋ということは感じられます。

 秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる  藤原俊行

という歌がありますが、なるほど、いよいよこのあたりで残暑ももう終わりかなという頃でしょうか。

8月8日、つまり昨日が立秋ですから、もう 暑中 ではなくて、残暑 です。毎年、まだ暑い盛りなのに残暑とはこれいかにという気持になるものですね。

おしまいに私のパロディー歌です。

 笹の葉さらさら ♪ 軒端の雨だれ お星様見えない~ 銀色水玉 ♪

おあとがよろしいようで。


  

    名前は不明

昨日の ちんころわんわん という雑草の名前は分かりました。ヤブラン というそうです。お騒がせしました。