もみ殻くん炭作りを、今年も始めました。燻炭は肥料としていろいろと良いことがあるらしいのですが、私はあまり知識がありません。もみ殻だと、いつまでも腐らないから肥料にならないし、粘土質の土壌には効果があるが、普通の土には畑を乾かし過ぎるなど、ちょっと土となじまない点があります。もみ殻燻炭は、水分は吸うし、手のひらをすぼめた形に近い形になるので、バクテリアがその空間に繁殖しやすいとか。
まず、こういうブリキ製の円錐形の空洞になったものの上に煙突を差し込んだものを使います。ホームセンターで、値段は忘れましたが、2,000円くらいだったと思いましたが、去年買ってきました。写真写りの良いようにもみ殻山の前で写しました。こんな山に火を付けたら、それこそ一昼夜以上かかりますから、気がかりですので小分けします。
円錐形の中に、やや多めに新聞紙を入れて火を付けます。そして煙突を差し込みます。最初はすこし盛り上げます。新聞紙が燃え尽きるころまでには、酸素が円錐の付近に良く入り込み、もみ殻がくすぶり出す程度の少ない盛り上げ程度が私には合っています。円錐には沢山の穴があいています。
円錐の側面のもみ殻が焦げてきたら、もっともみ殻を足して煙突の下の方に被さるくらい盛り上げます。煙突から出る青い元気の良い煙が火の付き具合のバロメーターです。量はもっと多くても大丈夫です。ただし、時間がかかります。
量によって違いますが、2~4時間、あるいは5時間くらいすると右の写真のようになります。これ以上、ほったらかしておくと燃え尽きて灰になってしまいます。燻炭は一種の炭ですから、燃える手前で消します。
最後は、こんな風になります。多少は燃え残りがあっても肥料としては関係ありません。如雨露で何度もかき混ぜながら水をかけないと再燃して、灰になってしまって、せっかくの作業が報われないことになってしまいます。灰になれば灰の成分だけです。
この作業を何度も繰り返します。今年は軽トラの屋根の高さまで差し枠を付けて、5台分のもみ殻をもらいました。「 1台分だけください。」 なんて言うと、田舎ですから 「 なーんだ。たったそれだけ? それっぽっち何にすんの?」 なんてバカにされますから、 「ご、5台分くらいーー。」
よく、花の苗など買うとポットの中に燻炭が入っていますね。私は堆肥に混ぜて使っていますが、ミミズがよく発生します。ですので、かなり良い堆肥になっているようです。
途中は、ほったらかしにできますので、割合に手間はかかりません。うまくやれば、円錐の煙突などなくても出来ます。