スイッチが入りました

2012年07月24日 | Weblog


 風景を見ること、音楽を聴くこと、絵を見ること、話をきくこと。そういうことをしていると、心の中に風景が浮かんできます。一つのお話の世界に入り込んで行くのです。私は子供のころから、それがとても楽しかったです。

                  

 千尋がある所を通り抜けたら、そこには別世界が広がり千尋は千になるのです。あれほど極端ではありませんが、あのようにいま自分を取り囲んでいる世界から、ちょっと別な世界に入り込むことができます。

  

 それが何とも楽しい。一人何もない退屈なバス停で一時間バスを待たなくてはならなくても、自分の心のなかにその時どきの世界が広がるので、実に楽しく一時間を過ごす事が出来るのです。

 絵を見れば絵の中に入って遊ぶ。音楽を聴けばその雰囲気を感じ取り、ある風景がひとりでに思い浮かび、その中に浸ることができる。これ、私の特技です。

  

 したがって、クラシックだからと言って襟を正して聞くわけではありません。

       
                           ポール・デルボー  「セイレーンたちの村」

  
                                                モロヘイヤ

 「 さあ、やるぞ 」 と言うスイッチが体のどこかに入り、今日の午後は夢中で草むしりをやりました。ギラギラ太陽が背中に焼きつくわけではないし、熱中症にはなるまい。

 すごく根がきつく張っているオヒシバ、メヒシバをやっつけました。腕が少し痛いです。でも、征服感を味わうことができました。気分爽快、ああそうかい。

 このやる気スイッチがなかなか入りません。やれ熱中症がどうのこうのとテレビで騒ぎますから。「 そ~かな~。じゃあ止そうか。」 なんて思っちゃったりしますからね。


                              

    廃 句

       スイッチ・オン、ブルドーザーのように突き進め
       いざ覚悟うるさい日々を、オリンピック
       後白河遊びをせんとや生まれけむ
       草むしり思索模索に良い仕事
       暑い日を昼寝と仕事で過ごしけり