かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

桜咲き誇る中、一日つつがなく過ごせたようです。

2007-04-06 23:38:22 | Weblog
 今日は何とか一日無難に過ごすことが出来ました。最近の不幸続きにやや神経過敏になっていたためか、特段のことが無いだけで少々大げさなくらいほっとしております。唯一困ったのが、左腕だけだった年相応の痛みが、右腕にも生じ始めたこと。その痛みの強さや腕の動きに与える影響などは遥かに小さなものではありますが、このまま左腕のときのようにひどくなったりしては、日常生活にも差し支えかねない難儀なことになります。早速左腕に課している肩痛予防体操を右腕にも実施し、早期の解決を目指しております。

 そんなこんなで出来れば外を出歩いたりせずにつつがなく引っ込んでいたいところでしたが、せっかくの桜の季節、一度も花見らしいこともしないで過ごしてしまうのももったいないというわけで、すぐ近所に夜桜見物に出かけました。町中に、小さな川沿いに植えられた、樹齢20年程度のおよそ100本の桜並木があるのですが、花の季節になると地元自治会が提灯電灯をそこここに張り巡らせてライトアップしているのです。抜けるような青空を背景に咲き誇る昼の姿も見事ですが、薄ぼんやりと灯火に浮かぶ桜の花というのもなかなか乙なものです。更に対岸から川の水面に映る様などは、昼間には到底みられない夢幻の美しさを覚えます。今年は花が咲いてから気温が下がり、肌寒さを覚えるほどの気候になったのが幸いしたのか、今も花弁一つ散るでもなく、満開に咲き誇っています。それもいずれ散るときがくるのでしょうが、そのときには空気そのものを桜色に染め抜くような、蠱惑的な桜吹雪を見せて欲しいものと今から期待しています。

 さて、ついに高松塚の解体が本格的に開始されましたが、もろい岩質に大きなヒビが入って入ることも確認され、最後まで、無事傷つけることなく終えることが出来るのか、まさに手に汗握る注目の作業になっております。反対される方々の、故人のお墓にこうして手をつけることに対する違和感ないし嫌悪感は至極当然だと思いますが、我らの遥けき先祖が遺した貴重なものを我らの手で損なってしまったことに対する責任を取るには、解体・保存もやむなし、というふうに私は思います。それにしても、取り外された天板に黒カビがびっしり生えていたそうですが、それをブラシで取り、エタノールで洗う、と報道されておりました。確かにエタノールは強力な殺菌剤ですが、今の世の中、カビに効果があり、岩に影響の少ない殺菌剤が他に無いのか、と読んでいて疑問に思いました。お風呂のカビ落しなどで、目地を傷めない剤なども盛んに研究されているのですから、何かありそうな気もするのです。全く根拠なしに言っているので無責任な発言であることを承知の上で書いているのですが、できれば記者さんには何故「エタノール」なのか、前段階のブラシは大丈夫なのか、もう少し具体的に突っ込んで聞いてもらいたかったと思いました。

コメント
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