かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ネット喫茶はいまや簡易宿泊施設になっているのだそうですね。

2007-04-27 23:18:57 | Weblog
 明日からはゴールデンウィーク。中には9連休と言う人もおられるでしょうが、私は3日休んで3日働いて3日休む、という形になります。5月3日は休日出勤なので、こういう形になるのです。まあ私の場合、9日間も休んだら絶対連休明けに仕事に行くことができなくなりそうなので、適度に休んで適度に仕事する、と言うこの形は正直ありがたい、と思います。できれば1日おきとかで休みと仕事が交互にあったほうがいいかも?とか思ったりしますけど、さすがに休みをそうしてくれ、とお願いするわけにも行かず、3連休で心身だれてしまわないよう、まずは前半戦の明日からの生活をいかに律するかが課題となります。やりたいことややっといた方がいいこと、それにやらねばならないことなどが目白押しなので、できるだけサボらないよう気をつけながら過ごしてまいりたいと思います。

 さて、厚生労働省に先立ち、個人で加盟できる労働組合などが、我が奈良県を含む10都府県のネット喫茶の実態調査を行なったところ、ここを生活の拠点にしている若者が多数存在することが判明したんだそうです。中には1店で10人以上寝泊りしている長期滞在者がいるとかで、かなり深刻な事態になっているとのことでした。
 ネット喫茶は私も時折利用しておりますが、まさかホテル代わりに使うものがいようとは、あまり考えたことがありませんでした。なるほど、一晩1500円くらいで過ごせたりしますし、店によってはドリンクフリーだったりもありますし、漫画やネットゲームを楽しんだり暇つぶしにはもってこいな場所でもありますから、根城にしてたむろする若者も出てくると言うことなのでしょう。でも、リクライニングが効くとは言え、いすに座って、明るい部屋で寝泊りする、それも一晩ではなく、連日自宅代わりに、と言うのは、かなり異常に見えます。少々小汚いのを我慢すれば、1500円くらい出せばちゃんと横になって寝られる簡易宿泊施設が東京など都会ではありますし、地方でも、健康ランドの類なら、似たような値段でお風呂にも入れて横にもなれる仮眠室があったりします。あるいはそれら施設は既に収入乏しい人たちでいっぱいになっており、あぶれた分がネット喫茶に集まる、と言うような事態になっていたりするんでしょうか? 
 ただ、この種の問題で報道されるのは、過酷な労働条件や収入があまりに低い貧困な若者の例がセンセーショナルに幾つかとりあげられるばかりで、実際にどれだけの収入がある人が、何人ネット喫茶なりで生活しているような状態に陥っているのか、という客観的な数字が欠けているのがどうも歯がゆい思いにさせられます。確かに具体的にひどい状態の人を取り上げるのは事態の深刻さを知るサンプルとして悪くないとは思いますが、単に特異的に発生している異常なのか、社会の根底に普遍的にたまりつつある貧困問題なのかが今ひとつ判然としないのです。マスコミ各位には、是非自らの足でネット喫茶を経巡り、データ収集と分析を独自に行なうくらいの関心を、この問題に示してもらいたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする