かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

春霞に惑わされて眠いやら怖いやら色々あった一日でした。

2007-04-02 22:56:58 | Weblog
 休み明けの月曜日はツライ・・・。もう眠くて眠くて参りました。車を運転していても、自分でハンドル握っているのに酔いそうになりますし、あんまりフラフラしてますとともかく危なっかしいので、どうしてもしなくてはならない仕事だけ重点的に行なって、他はなるべく無理しないようにして一日過ごしました。
 そうやって自分が気をつけていてもどうしようもないこともあるもので、今日は帰宅途中、危うく交通事故を吹っかけられそうになりました。ある細い道、とは言え斜線を引いてないだけで一応車が対向できるくらいの幅はあるのですが、そこから国道に出る信号の無いT字路で、私は左折で国道に出るべくバイクを左端に寄せ、一時停止しました。ところがそこに、国道から一台の乗用車が減速せずにいきなり右折をかけて、私の真正面に突っ込んできました。国道の対向車線に気を取られるあまり、少しでも早く回ろうとして正面に位置する私に気づかなかったようなのです。相手はパッとみ60前後の初老の女性でした。間一髪急ブレーキをかけて数センチ手前で停止してくれました。私はさすがに突っ込まれたときは肝が冷えましたが、カスリもしなかったのを幸い、気をつけて走りなさい、と言い残して帰路を急ぎました。驚愕のあまり固まって、私の言葉にかくかくと腹話術氏の人形のごとくうなづいているのが誠に印象的でした。

 その一瞬はさすがに目が醒めましたが、まだ正直なところかなりおぼつかなく、目がしょぼしょぼして時折ジーン、と刺激があります。ただこれは、眠気のせいもあるとは思うのですが、それだけでなく、どうやら黄砂の影響も無視できないと思われます。まったく、こんな日に厄介な天気です。一時は視程1キロをきっていたのではないか、と思われるような、春霞、といえば聞こえはいいのですが要するに細かい砂ホコリがまさにスモッグと化して視界を多い尽くす様は、なんとも異様でちょっとした恐怖を喚起するに足る光景でした。これが皆、はるか中国大陸奥地から飛び来たったというのですから恐れ入ります。砂漠化が進んでいる、とは話には聞いておりましたけど、このような光景を見ると、なるほど、とその深刻さの一端を実感できます。砂漠化は要するに水の欠乏。中国大陸に潤いを与えていた河川の水が減り、地球温暖化の影響か、高山の氷河も少なくなって、いまや中国の慢性的な水不足状態は更に深刻になってきているのでしょう。インドが同じような人口大国にも関わらず、今ひとつ危機感あふれる情報が流れてこないのは、単にインドとの情報ルートが細いというだけでなく、あちらはヒマラヤ山脈に端を発する大河が今だ健在で水が豊富な上、インド洋に面して気候的にも大陸的な中国に比して、海洋的な穏やかさに恵まれているため、農業生産一つとっても中国ほど壊滅的な状況ではない、と言うことなのではないか、と推察します。中国はいつ紅巾の乱もかくやといわぬばかりな内乱状態に陥るともしれない、と危惧するのですが、さりとて一朝にして水を増やし、大地を潤し、農業生産を飛躍的に向上させる術などない中、内乱暴動となっても我が国への影響を最小限にとどめる方策が肝要だろうと思われます。

コメント
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