かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

のぞくだけでも楽しいですが、それで修理も出来たら喜びも格別です。

2007-10-15 21:08:52 | Weblog
 このところようやく空が「秋」を象徴する様子に変わってきたような気がします。清んだ青色が一段と高く感じられ、日差しは柔らかく、吹く風は少しひんやりとして、そこここに浮かぶ雲がゆっくりと流れていく。そして地上では彼岸花からコスモスに彩りが移り、我が世の秋と咲き乱れる。名実ともに秋が世間の隅々まで染みとおってきた観があります。なるべくこの気候で続いてほしいと願うこのごろです。

 さて、私は貧乏性なためかはたまた機械フェチなのか、故障した機械を見ると兎に角分解してみたくなる衝動に駆られます。まあそれで直せるかどうかはほとんど五分五分よりやや分が悪い位かな、と思うのですが、無事治って再び動き出したときの気持ちよさはなかなか他では得られない快感です。そして、直せなくても、製造元の警告を無視してカバーを外し、禁断の中身をのぞき見るだけでも結構楽しむことができます。
 今日は仕事で使っていた古いノートパソコンのフロッピードライブがフロッピーを読まなくなっただけでなく、フロッピーの磁気面をえぐるように深い傷が付いてディスクそのものを使えないゴミに変えてしまうようになったため、手術することにしました。まあフロッピー自体既に使うことはほとんど無いのですが、それでもごくわずかな機会に利用することもありますし、全く使えなくなる、と言うのもそれなりに困ることではあったのです。もちろん、最悪完全にアウトになることも織り込んで、半分以上趣味でバラしたのでした。ノーパソの背面のねじをどんどんとり、キーボードや液晶画面部分をずらして、本体と接続している薄いフィルム・ケーブルを傷つけないように外し、マザーボードを露出させるところまでしてようやくドライブに到達するような、そもそも取り外しなど想定していない設計に苦労させられつつ、ようやくドライブを引っこ抜いて、ドライブそのものもガワを取り去って、ヘッド部分が露出されるようにしました。が、想像していたような磁気面を傷つけるゴミや突起は確認されません。仕方ないのでティッシュペーパーよりも丈夫な実験用の薄紙を細身のピンセットに巻き、何度かヘッド部分をぬぐっては紙を付け替えるを繰り返してから、元通り組み上げました。以来何とか問題なくフロッピーの読み書きが出来るようですが、そもそも使用頻度が少ないので、本当にこれで治ったかどうか判断することが出来ません。これでまた異常が再発するようなら、今度こそフロッピーディスクを卒業するか、あるいは往生際悪く他の動いているフロッピーディスクドライブを移植するかを選ぶことになるでしょう。多分私の性格からして、一度はドライブ入れ替えに挑戦することになると思いますが。
 ちなみに今回もねじが4本ほど余ってしまいました。これまでいろんな機械をばらしてねじをあまらせてきた経験から、通常はどの位置のねじか記録しながら作業を進めるようにしているのですが、今回は遊び半分だったせいもあって、その記録を怠りばらすことに専念してしました。まあ機械そのものは問題なく動いていますし、振り回してみてもがたがた言ってる様子もないので、しばらくは様子を見ようと思っています。

コメント
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