かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

同人誌に冬の時代がやってくるのでしょうか?

2007-10-22 22:21:00 | Weblog
 今日の空は青空に羊雲の浮かぶ典型的な秋の空模様でした。バイクを走らせながらも思わず見上げてみたくなって、そのまま見とれて前の車に突っ込むわけにはいかない、と何度も自制しながら、信号で止まるたびにぼおっと空を見上げておりました。こういう秋空は、全く雲ひとつ無い空に比べて、かえってその広さ、雄大さが存在感が増すように感じられます。天高く、という言葉は、実にこういう空のためにあるのではないか、と私は思いました。

 さて、そんな青空に軽く感動を覚えるこのごろですが、同人界には暗雲が立ち込めつつあるようです。なんでも東京の同人誌即売会会場の一つ、東京都立産業貿易センターなる建物で、成人向同人誌の領布が禁止されたのだとか。イベントの内容や出し物によって対応が異なり、貿易センター側でも線引き模索中、と言う感じらしいですが、えっちな描写以上に、暴力表現やグロテスクな描写に神経を尖らせているとの話もネット上には開陳されています。
 まあ私は東京都立産業貿易センターがどこにあるのか、また、そこで行なわれているイベントがどの程度の規模のものであり、どれくらい頻繁に行なわれているか、など知る由も無いのですが、現在コミケが開催されている有明国際展示場も東京都の管理ですし、そういった動きが巡り巡ってコミケに波及する可能性も十分にありうる話だと感じられます。
 果たしてそれが東京都一円を舐め尽くす事態に発展するのか、更に大きなうねりになって、こちら関西にも大波が打ち寄せるようなことになるのかあるいはならないのか。良かれ悪しかれ同人イベントとして突出した規模と知名度を誇るコミケにおける動向は、今後の同人誌と言う表現媒体の行く末を大きく左右する話になるのでしょう。この冬コミでどういう手入れがあるのか、あるいは主催者側が自主規制に走るのかどうか、などなどといったところが注目されます。
 ・・・しかし、本当にたかが同人誌ごときで、世相を危うくするような劣情の異常喚起が可能なのでしょうか? あるいは漫画やアニメ、ゲームなどに、殺人を助長するような要素が本当にあるのでしょうか? いまだそういうことを本格的に調査研究しようとする試みは無いように感じられるのですが、もし将来麻生氏が総理になったとしたら、我が国を代表するソフト産業の将来のためにも、是非この点について国家の総力を挙げて取り組む姿勢を示してもらいたいものです。

コメント (3)
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