かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

日食の正しい観測方法について

2009-07-02 21:15:52 | Weblog
 とりあえず暴れ梅雨の大雨は一山越えたようですね。前線が南下したためなので、そう遠くないうちに前線が北上を開始、それが過ぎれば夏本番、という順番でしょう。四国の早明浦ダムは現在貯水率35%程度ですから、もう一雨二雨欲しいところ。こちらとしては大雨はごめんこうむりたいですが、水不足に悩むところのことを考えると、そうそう雨など降らないで、とも言えません。

 さて、三週間後の7月22日、日食というなかなか魅惑的な天体イベントが全国的に観察され、南の方では皆既日食が観測できるというということで、普段は鄙びた沖合いの島に大勢の観光客が押し寄せ、宿だけでは到底足らず、にわかにテントやら簡易トイレやらが設置され、生活用水が確保できるかどうかも真剣に悩む、なんていうような時ならぬ騒ぎになっているそうですが、国立天文台が、日食を観測する方法、と題して、やってはいけないことを写真入りで説明するページを公式サイトに公開しました。http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/obs.html

 こうしてみると、さすがに直接太陽を見たり望遠鏡で見たり、なんてことはしませんが、昔々児童と呼ばれていた頃にあった部分日食の時は、色つき下敷きやすすをつけたガラスなどで観察していたような記憶があります。特に煤を付けたガラスは理科の教科書にも載っていたような気がするのですが、ありゃ、これは駄目だったのか、とちょっと驚いてしまいました。
 まあ結局は太陽の光エネルギーとそれを受け止める目の耐久力の関係ということで、観察時間も大きく影響する話なのでしょうが、たとえまぶしく見えなくても、赤外線はあまりさえぎらないような材質のものの場合、それで網膜を灼いてしまうことがあるのだそうですから、注意が必要です。

 その下に正しい観測方法が載っていますが、中でも気に入ったのが木漏れ日を見る方法。木漏れ日の光が全て欠けた太陽を象るところなどは実に興味深く、見られうものなら是非見てみたいです。7月22日の天気がどうなるか、普通なら夏休みが始まったばかりの安定した晴の日になるところなのでしょうが、ここ数年の異常気象とやらで果たして晴れた空が確保できるかどうかはそのときになってみないと判りません。願わくば、是非綺麗な青空の下で楽しめるよう、今から心地よい木漏れ日の射す樹を探しておいた方がよさそうですね。

コメント
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