かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

世の中、陰謀の種は尽きまじ、ですね。

2009-07-17 22:11:08 | Weblog
 昨日の晩、うっかりして扇風機のタイマー設定をやり忘れ、一晩中動かし続ける、と言うへまをしてしまいました。まあ直接風が当たらないように方向や高さを工夫してはありましたが、未明、恐らくは4時ごろ、あまりに寒いので目を覚ましましたところ、動き続ける扇風機を発見したと言う次第で、どうも今朝からのどの調子が変な感じになっております。それに、妙に体がだるい。明らかに冷房あたりと同じような症状がでています。夏ばてしないよう冷たいものの摂取を控え、適度に汗を流して睡眠時間を十分とるように心がけていたのですが、昨夜は寝る直前になっていきなり巨大なGが出没、その退治に余分な時間を費やした上、要らざる汗もかいてしまって、寝つきにくくなっていたために、少しでも涼をとろうと扇風機のスイッチを入れたのが間違いの元でした。今夜一晩で回復してくれたらありがたいのですが、このままだとまだ梅雨も明けず、夏も序盤と言うのに、ぐだぐだになってしまいそうです。

 さて、40年前の昨日、月に向けて出発したアポロ11号について、結構根強くまことしやかな「陰謀説」がささやかれ続けています。ちょうど映画「カプリコン・ワン」のように、月着陸そのものが壮大な陰謀で、その記録写真や動画などは全部どこかのスタジオで撮影し、それらしく見せているのだ、と言うものです。先ごろのネットニュースを見ていましたら、当時の貴重な映像記録の原版が、極めて官僚主義的なずさんな取り扱いで永久に失われていたことがNASAから発表されたとのことで、そのような話がまた、陰謀説の信者を煽ることになっているみたいです。
 私としては基本的にそんな陰謀自体信じられないと思いますし、たとえば今日のナショナル・ジオグラフィックに掲載された記事のような説明で、一転の曇りも無く納得してしまうのですが、余に疑いの種は尽きまじで、そうそう簡単には陰謀説を信奉する人たちは自説を取り下げることはないようです。
 まあ話のネタとしては陰謀説は面白いものがありますし、現にそういう視点で描かれた映画や小説も多々あります。遥か古代の歴史ミステリーから現代の都市伝説に至るまで、ヒトが好奇心を抱く限り、永遠に陰謀説は消えることは無いのでしょう。でも、それはそれでなるべくひそやかに、自分達コミュニティーの楽しみとして、一般に流布するのはなるべく避けてもらいたいものです。こういうものはなるべく隠微な方が面白いですし、素人が安易に手出しできないようになってこそ、陰謀説の醍醐味があろうと私などは思うのです。勢力拡大のためには無防備な素人を引き込んで信者にする必要もあるのかもしれませんが、マニアな話はそれとわかるマニアであればこそ、本当の意味で楽しめるものになるのではないでしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする