連載小説「アルケミックドリーム 向日葵の姉妹達」第9章の3をアップいたしました。この小節で出てきた金魚すくいのシーン。実はこのシーンこそ、本小説でもっとも最初に描かれたシーンなのです。そもそも、シェリーちゃんが大阪で迷子になるところで、当初、緑を求めて迷い込むのは、本章で書いた小さな公園ではなく、小さな神社の予定でした。そこがちょうど夏祭りの最中で、本小節で描いた名も知らぬ兄弟の金魚すくいと、疲れも忘れてその「妙技」に見入るシェリーちゃん、そこに、「あなたもやってみる?」と声をかけてくるお姉さま、という話で書き進めておりました。ただ、その頃はこの二人を組み合わせたら面白いかもしれない、という以上の算段がなく、その出会いシーンばかり考えていて、その先のストーリー展開はほぼ真っ白、という状況でした。当然そんな状態で筆が進むわけもなく、金魚すくいを書いた後に、ぴたっと執筆が停止、しばらくは全く進めることが出来ず、もう書くのをやめようか、とさえ思ったほどのスランプに陥りました。それがこうして一遍の小説として書き上げることが出来たのは、この悩みに悩んだ期間に、何故この二人なのか、この二人で何を表現しようというのか、ということを突き詰めて考える時間ができ、そこで乾いた雑巾のような頭を思い切り絞った末に、本作の主題を思いついたのでした。多分2週間くらい悩んでいたように記憶しておりますが、思いついた瞬間に、この金魚すくいのシーンを大阪下町の神社から天神祭に変更して主題に添った形で書き上げ(その部分は来週の第4節で明らかになります)、この話を中心に、残りの全てのストーリーが組みあがったのです。主題を思いついてからの執筆速度はこれまでの記録を凌駕するもので、1ヶ月足らずで脱稿することが出来たのでした。お話作りの上で主題が以下に大切であるか、を改めて認識した一遍でした。
都議選、現時点で民主党大幅リード、自民公明が過半数を維持できるかどうかが焦点になっているそうです。地方選挙と衆院選は別物、という話は理屈の上ではわかりますし、地方分権が取りざたされている今日において、国政の流れに地方が影響されるいわれなど無い、とも思うわけですが、もはや大勢は決したのかもしれませんね。後は平時では考えられないあっと驚く乾坤一擲の秘策を弄するよりほか手はないのでしょう。とあるブログで見たのですが、そこで紹介されていた逆転の秘策は、衆院後の総裁には現厚労大臣を当てることを公約して選挙に臨んではどうか、という話でした。基本的にクリーンなこと、民主党党首より若干ながら次期首相候補アンケートでリードしていること、というのが理由だそうです。そのときはなるほどな、と思ったのですが、今となっては、さてそれだけではたして何とかなるのか、ちょっと怪しい気もする今日の選挙でした。
都議選、現時点で民主党大幅リード、自民公明が過半数を維持できるかどうかが焦点になっているそうです。地方選挙と衆院選は別物、という話は理屈の上ではわかりますし、地方分権が取りざたされている今日において、国政の流れに地方が影響されるいわれなど無い、とも思うわけですが、もはや大勢は決したのかもしれませんね。後は平時では考えられないあっと驚く乾坤一擲の秘策を弄するよりほか手はないのでしょう。とあるブログで見たのですが、そこで紹介されていた逆転の秘策は、衆院後の総裁には現厚労大臣を当てることを公約して選挙に臨んではどうか、という話でした。基本的にクリーンなこと、民主党党首より若干ながら次期首相候補アンケートでリードしていること、というのが理由だそうです。そのときはなるほどな、と思ったのですが、今となっては、さてそれだけではたして何とかなるのか、ちょっと怪しい気もする今日の選挙でした。