今日は関東大震災にちなんだ防災の日。関東から東北の方はおりからの台風で大変だったと思いますが、西日本は押しなべて平穏な一日でした。でも、政治の方では人災となるかもしれないきな臭い話が持ち上がっているそうです。なんでも、このたびめでたく政権を獲得した民主党から秋波を送られている社民党が、憲法審査会を動かして憲法9条を変えることを少なくとも4年間はしないことを連立政権入りする条件に上げたのだそうです。憲法審査会は、これまでの憲法に関する長い論議を経て、国民投票法とともに生まれた、憲法改正のための機関。社民党が護りたいと思っている憲法9条だけが議論の対象ではないはずですし、そんなに護りたいと言うのなら、今のなし崩し的な拡大解釈に終止符を打つべく、堂々と憲法9条墨守の論陣を張って審査会で議論をリードなさればよろしいだろうに、しゃにむに議論そのものを封殺しようという逃げの一手を打つその行動には、全く理解しがたいものがあります。政治家が議論することを避けるというのは、まさに存在意義そのものを否定する自殺行為ではありませんか。
一方民主党も、マニフェストでは憲法論議を「慎重かつ積極的に検討」と議論していく必要性については明記していますが、そのマニフェストをしょっぱなから破らせようとする社民党の横暴にお付き合いするつもりなのでしょうか? 大体308という空前の議席を得た民主党に、その40分の1にも満たない極小政党が影響力を行使するというのは、あまりにばかばかしいものに見えます。参院での多数派工作も必要なのでしょうが、それでも社民党はたった5議席。社民に頼らなくても、今なら動揺している自民党から引き抜くとかすることもそうそう夢ではなかろうと思うのですが、まあそれはそれとして、民主党には、国民の負託を受けた意味をよく考えていただき、是非責任ある行動をとってもらいたいと思います。
一方民主党も、マニフェストでは憲法論議を「慎重かつ積極的に検討」と議論していく必要性については明記していますが、そのマニフェストをしょっぱなから破らせようとする社民党の横暴にお付き合いするつもりなのでしょうか? 大体308という空前の議席を得た民主党に、その40分の1にも満たない極小政党が影響力を行使するというのは、あまりにばかばかしいものに見えます。参院での多数派工作も必要なのでしょうが、それでも社民党はたった5議席。社民に頼らなくても、今なら動揺している自民党から引き抜くとかすることもそうそう夢ではなかろうと思うのですが、まあそれはそれとして、民主党には、国民の負託を受けた意味をよく考えていただき、是非責任ある行動をとってもらいたいと思います。
