秋田から送った荷物が今日届きました。やっぱり宅急便でも2日かかるんですね。改めて移動した距離の大きさを感じました。荷物の中身は色々あるのですが、中でも学会発表される研究報告を集めた冊子は、A4サイズでコミケカタログ並の分厚さがあり、紙質が違うためかコミケカタログよりも重量感がある、という破壊力抜群な錘でしたので、持ち歩きたくなかったのでした。更に、妄想畜様からお土産に頂戴した青森のリンゴ10数個も、手で下げて帰るには少々難儀するものでしたので、箱詰めさせていただいた次第です。コレが無事到着したので、今回の秋田旅行はつつがなく完結いたしました。
今回の秋田行きで収穫だったのは、入道岬の雄大な自然と、平野政吉美術館でした。
入道岬のほうは昨日のブログでまとめましたので、美術館のほうを記録しておきますと、藤田嗣治画伯の大壁画《秋田の行事》縦365×横2050cm、を中心に、なかなか見ごたえある展示品がありました。なかでも私の好きなゴヤの闘牛士の版画が30枚ほどあり、他にも有名無名の作品が目白押しで、じっくり堪能することが出来ました。その中で私の一押しはピカソの銅版画『女の顔』http://hirabi.m78.com/01hirabibigpct/01seiyobigpct/20083.jpgです。まるで現代の漫画に通じるような大胆なデフォルメのなかに、モデルとなった女性の姿と魂が凝結しているような迫力を覚えました。ピカソというとキュビズムの一見奇怪な絵の画家というのが一般認識というものでしょうが、そのデッサン画は非常に精緻であり、そのような観察眼や描写力を素地としてあのような絵が描かれているということを知れば、キュビズムの絵もまた違った風に見えるのではないかと思います。
それにしても、コレで私が移動した北限が大幅に更新されました。これまでに、近畿から西は、沖縄を除き、全ての府県に足を下ろし、仕事や観光をしております。対して逢坂の関から東は、愛知、静岡、神奈川、岐阜、長野、福井、石川、富山、東京、千葉、茨城、栃木、山梨 で、埼玉、群馬を除き、ほぼ関東までは大体足跡を残しております。ただ、そこから北は全く未踏の地だったので、今回は実に感慨深いものがありました。こうして言った先々を白地図で塗って行けば、まるで光栄の国取りゲームのような図式が出来上がりそうですが、東北初お出かけを機にコレまでの「成果」をまとめてみますと、47都道府県中39までは制覇しているわけで、まあ私も大概あちこちほっつき歩いているものだな、とあきれるやら感心するやらでした。もちろん、それぞれの県内をくまなく歩き回ったわけではもちろん無く、秋田では結局秋田駅周辺と男鹿半島入道岬だけでしたし、他のところも似たり寄ったりです。第一、現在定住している奈良県でさえ、まだ行ったことの無い場所があるのですから、他県にあっては未踏の地のほうが圧倒的に多いのです。それからしたら、39都府県制覇、などと言うのもおこがましい気もするのですが、まあそれはそれとして、無邪気に楽しんでおきたいと思います。
残るは8道県。いずれも遠い遠いところばかり残っているのでおいそれと埋めることも出来ないでしょうが、残りの生涯で全都道府県に一度は行ってみたいですね。
今回の秋田行きで収穫だったのは、入道岬の雄大な自然と、平野政吉美術館でした。
入道岬のほうは昨日のブログでまとめましたので、美術館のほうを記録しておきますと、藤田嗣治画伯の大壁画《秋田の行事》縦365×横2050cm、を中心に、なかなか見ごたえある展示品がありました。なかでも私の好きなゴヤの闘牛士の版画が30枚ほどあり、他にも有名無名の作品が目白押しで、じっくり堪能することが出来ました。その中で私の一押しはピカソの銅版画『女の顔』http://hirabi.m78.com/01hirabibigpct/01seiyobigpct/20083.jpgです。まるで現代の漫画に通じるような大胆なデフォルメのなかに、モデルとなった女性の姿と魂が凝結しているような迫力を覚えました。ピカソというとキュビズムの一見奇怪な絵の画家というのが一般認識というものでしょうが、そのデッサン画は非常に精緻であり、そのような観察眼や描写力を素地としてあのような絵が描かれているということを知れば、キュビズムの絵もまた違った風に見えるのではないかと思います。
それにしても、コレで私が移動した北限が大幅に更新されました。これまでに、近畿から西は、沖縄を除き、全ての府県に足を下ろし、仕事や観光をしております。対して逢坂の関から東は、愛知、静岡、神奈川、岐阜、長野、福井、石川、富山、東京、千葉、茨城、栃木、山梨 で、埼玉、群馬を除き、ほぼ関東までは大体足跡を残しております。ただ、そこから北は全く未踏の地だったので、今回は実に感慨深いものがありました。こうして言った先々を白地図で塗って行けば、まるで光栄の国取りゲームのような図式が出来上がりそうですが、東北初お出かけを機にコレまでの「成果」をまとめてみますと、47都道府県中39までは制覇しているわけで、まあ私も大概あちこちほっつき歩いているものだな、とあきれるやら感心するやらでした。もちろん、それぞれの県内をくまなく歩き回ったわけではもちろん無く、秋田では結局秋田駅周辺と男鹿半島入道岬だけでしたし、他のところも似たり寄ったりです。第一、現在定住している奈良県でさえ、まだ行ったことの無い場所があるのですから、他県にあっては未踏の地のほうが圧倒的に多いのです。それからしたら、39都府県制覇、などと言うのもおこがましい気もするのですが、まあそれはそれとして、無邪気に楽しんでおきたいと思います。
残るは8道県。いずれも遠い遠いところばかり残っているのでおいそれと埋めることも出来ないでしょうが、残りの生涯で全都道府県に一度は行ってみたいですね。