かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

官僚は叩くより使いこなして仕事させる方が結局は国民のためになると思います。

2009-09-19 21:44:53 | Weblog
 今日から5連休のスタートは、目の覚めるような快晴の空でした。空がどこまでも高く、高く澄み渡っているようで、その下を歩くだけで、何か気持ちが伸びやかにほぐれて行くような感じがいたします。一方で、昼間歩いていると随分静かになったことに気づきました。ついこの間までうるさかった蝉が、全然いないのです。少し歩くうちに一匹のツクツクホウシが鳴き始めましたが、木漏れ日が点々と土に映える雑木林の中を通り抜けましても、もうほとんどその声を聞くことはありません。彼岸花も咲き始め、とうとう秋本番が始まりつつあるのだな、と感じました。

 さて、政権が変わって何かと活発な動きが始まっているような感じですが、一朝一夕で全てがガラリ、と変わるものでもないでしょうし、全体が落ち着いて本格的に動き出すまでにはまだいま少し時間がかかるのだろうと思います。一方、ネットでニュースを拾う限り、新政権の動きに官僚達が目を白黒させながらあたふたしている、とでも言わぬばかりな記事が目に付くように感じるのは、たまたまなのでしょうか。まあいまや霞ヶ関の官僚組織は大ショッカーもかくやと言わぬばかりの悪の秘密結社扱いですから、その中枢の人たちが「あたふた」しているかのような話というのは、ある種の爽快感を読むヒトに与えるのかもしれません。それに、確かに今までと違う政治との付き合い方に戸惑っている官僚サン達がいても不思議ではないとも思います。でも、何より優秀な人材が集まっているのですから、中にはこの「危機」をチャンスと見て虎視眈々と出番を探っているようなヒトがいるかもしれませんし、そういうヒトに表に出るチャンスを与えられるようにしてやれば、また違った芽が官僚機構の中からも吹いて来るかもしれません。今のところ、そういう話は見えてこず、右往左往したり途方にくれたりしているような様子ばかりが報道されているようですが、そろそろ報道機関も官僚たたきで溜飲を下げるばかりの中身からは卒業して、彼らをどう我が国のため、国民の幸せのために役立たせるのか、という話にしてもらえないかと思います。なんといっても官僚というのは行政を動かして行くための道具であり、コマなのですから、国民のためになる仕事をさせてこそその価値も生きるというものです。まあ意味も無くほめたり馴れ合ったりする必要はもちろんありませんが、悪者扱いばかりというのもどんなものか、と思う次第です。

コメント
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