かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大東亜戦争における数々の謎の一端が、これで少しは見えてくるかも?

2009-12-07 21:46:59 | Weblog
 今日の易断の結果は、『沢風大過九五 枯楊華を生ず。老婦その士夫を得たり。咎もなく誉れもなし。』
 年老いた寡婦が若い夫を得たが子の出来る見込みもないカップルである、というイメージだそうで、悪いこともない代わり、なんの良いこともない、という占断でした。まあ悪いことがないのならよかろう、と思っていたのですが、あとになって思い返してみると、この卦とよく似た占断が出たのが、あの鹿児島行き当日のものでした。そして、今日は車を運転している途中で急にお腹の調子が悪化し、トイレのあるところまで非常な困難を抱えつつ、運転をせざるを得ないハメに陥りました。ひょっとしたら、「咎もなく誉れもなし。」と出たときには、私の場合、何故かお腹の調子が急に悪化してのっぴきならぬ状況になる、という事と、何らかの相関があるのかもしれません。次に沢風大過九五か坤六四が出たときは注意しておこうと思います。

 さて、尾籠な話はさておき、大東亜戦争で戦闘指揮を行った海軍大将・中将クラスの将官の方々の証言記録が、近く刊行されるのだそうです。「小柳資料」と呼ばれる記録で、1956~61年ごろ、小柳富次元海軍中将らが、井上成美、嶋田繁太郎など、大将10人、中将30人という重鎮達から聞き取った記録で、400字詰め原稿用紙に換算して約4000枚分という大部の文書です。この「小柳資料」自体は、これまで旧海軍OBの団体、財団法人「水交会」で、非公開で保管されていたそうですが、後世の研究に役立ててもらうために、刊行を決めたとのこと。資料の写し自体は、防衛省防衛研究所で01年ごろから順次公開されているとのことですが、まとまった書籍として発行されれば、より多くの人の目に触れる機会も増えるわけで、戦争中の、謎とされた様々なお話の幾つかが、明らかになるのかもしれません。
 当時の当事者が残した生の声、ということで第一級資料になるのは間違いなかろう、と思う次第ですが、戦争終結後10年以上を経て行われたインタビューですし、多少の記憶の錯誤や毀誉褒貶などの個人的感情による情報の歪曲なども、意識的にせよ無意識的にせよ、人である以上入り込むのは避けがたいと思いますので、そこは歴史の研究者の方々が、その他の証言や客観的な事実などを元に、そのエッセンスをきっちり汲み出して、後世に役に立つ形にまとめてもらいたいと思います。
 まあそんな危険は思いつつも、やはり一度は目を通してみたい気がいたします。個人で購入するには少々辛い金額になるかもしれませんので、出来れば地元の図書館に蔵されればありがたいと思います。ともかく出るのが楽しみです。

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