かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ひょっとしたら手に入る臨時収入では、どう使おうか、考える時が一番幸せです。

2010-07-06 21:57:08 | Weblog
 金額3万円程度とちょっとした臨時収入がありそうで、まあ大抵はちゃんと自分の手に届くまでは取らぬ狸の、となりがちな話なのではありますが、宝くじよりは可能性が高いのは確かなので、さて何に使おうか、などと早くも夢をふくらませております。まあ金額が金額なのでそうだいそれたことも出来ないわけですが、もし実際に手に入ったらどう使うか。久しぶりに夏コミへお客として参加してみるというのはどうかとか、一度飯田線に乗ってみたかったのでこの際信州まで蕎麦でも食いに行くか、とか言うような旅行から、ちょっと敷居の高かったコンサートでも行ってみようか、とか、手が届き兼ねた本でも買おうか、とか、色々と思いつくままに夢想する時間というのがいわば至福の時で、いざ決めて実行する段になると途端に面倒くさくなってくるというのが常なのですが、何にせよ今この時を楽しむ分には問題は何も無いわけで、もし仮に収入が無かったとしても、この楽しんだ時間は無駄にはならないと思うのです。
 そんな候補の中で、少しお金を足してiPadでも買ってみようか、と言うものもあって、少しばかり気になる重点候補だったりしています。残念ながら我が国ではまだまだe-BOOKなんてまともにはありませんし、私自身本を読むなら紙が一番!と思っているので、読書用に使う気はあんまり無かったりして、じゃあ何に使うの? というとよく分からなかったりもするのですが、それでもなんとなく心騒がせる物欲を惹起させる楽しそうなもの、な気がいたします。
 いずれにしても買う買わないはまだまだ先の話なわけですが、気になるニュースを一つ見つけました。
『電子書籍は紙の本より読書スピード遅い』という表題のもので、iPad、Kindle、PC、紙の本でヘミングウェイの短編小説を読んでもらってその時間を計測した結果、iPadは6.2%、Kindleは10.7%、紙よりも読書スピードが遅かったという話です。読みにくいからなのか、操作性なのか、あるいは単なる慣れの問題か、気になるところは多々ありますが、紙の手軽さや読みやすさはやはり抜きがたいものがあるのではないか、と私などは感じるので、この結果には大体首肯できるものがあります。もっとも、私にしてもいまや毎日みている活字の量は紙ベースよりもPCの画面の方が圧倒的に多いですし、いずれは電子デバイスの方が良い、とか、あるいは電子デバイスならではのギミックを搭載して読みやすさとか物語への没入感とかを大幅アップしたような物が出たりするかもしれませんから、今紙が一番だと思っていたからと言って、将来もそれが変化しないとも限りません。あくまで現時点での判断で、これで本を読む気にはなれないけれど、なんとなく手にしてみたい、というのが、この手の道具への気持ちです。

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