かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

頼みの火力発電所もダメとは、今年の夏と冬に上京するときは色々覚悟しておかねばならないかもしれません。

2011-03-22 21:10:24 | Weblog
 連休明けの出勤はやっぱりかなり大変です。朝起きるのがまず簡単には行かないし、身体がだらけモードに遷移してしまっているから、食事にしてもトイレにしてもなかなかいつもどおりには行かず、まあそれでも何とか遅れずに出勤できたのは僥倖だと思いました。ただ、一日頑張るのはより大変で、午前中は何とか頑張りましたが、午後からはグタグタ。若干の眠気はともかく、花粉症由来っぽい頭痛が出てきたのには本当に閉口しました。今はかなりフラフラの状態ですが、早く寝て少しでも体調を日常に復帰させないと、後々大変です。

 さて、東電副社長が原発廃炉を明言しなかった、というニュースを読みましたが、その後、頼みの火力発電所もぼろぼろになっていて使い物になりそうになく、このままだと来年の夏まで計画停電が続くかも、という話が出ていました。福島原発にも、無傷っぽい原子炉が2つ程残っていたと記憶していますが、それだけでも整備して再度利用しないと、到底電力が足りないよ、と言外に語りたかったのでしょうか。こうなったら半ば強制的に疎開させて東京の一極集中を解消し、電気使用量を減らすとかでもしない限り、夏の暑さにも冬の寒さにもかなりの苦労を強いられそうです。といって発電所新設はそう一朝一夕にできることでなし、例えば国の助成で太陽電池モジュールを大量に都内に配るとか、どこぞの学園都市みたいに風力発電装置を至る所に立てまくるとか、ヒートポンプ、燃料電池、その他もろもろの個別のシステムを総動員して何とかまかなうようにはできないでしょうか。それらもまたそれなりに時間もお金もかかるでしょうが、大規模な発電所を建設したりするより早く安価にできそうな気がしますし、地産地消ではないですが、電気は遠くから電線で流すよりできたその場で使ったほうがロスも少ないはずですし、どうにかやりくりできないものか、と思ってしまいます。
 私は、40年前の建造物が未曽有の大震災にとりあえずは耐え切ったというだけでも、原発は機械としてはかなり安全に作られていた、と思いますし、この災害を契機として、より対策が強化されれば、一段と安全なシステムに進化するだろう、と期待もしていますが、ひとつのシステムに頼るのはやはり危ういように感じます。地震後の通信インフラでも電話はアウトでネットは結構繋がったと聞きますが、同じように、電気とかのインフラも可能なかぎり細かく分散して、一つ二つ潰れても全体としては痛痒を感じない様なシステムを構築出来れば、こういう時は無類に強靭なシステムに出来るんじゃないでしょうか。ひと頃はコストやら技術レベルやらで夢物語に過ぎなかったようなことも、現実味を増す段階まで来ているのですし、重厚長大の一極集中よりも柔軟性のある多極分散型のエネルギー供給システムをこの際東京とかで試してみてはどうかと思うのですが。

 
コメント
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