かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

衝突回避だけでなく、早く自動操縦まで出来るようになってくれないものでしょうか。

2012-09-16 22:26:38 | Weblog
 今日は休日らしく、黒滝村という奈良でも少し南の山に入ったところにある山村の道の駅まで、家人を連れて名物のこんにゃくを食べに出かけました。一昔前に比べると道も随分と良くなってあっさりと到着できましたが、上天気も相まって広い駐車場はほぼ満杯、行楽客があちこちに溢れかえる活況を呈していました。大阪や神戸のナンバーも見ましたが、結構遠方からも遊びに来るヒトがあるようです。私も、自宅周りより少しだけ涼しい山の空気に触れつつ、美味しいこんにゃくの煮物に舌鼓を打って英気を養いました。

 さて、日産自動車が、ブレーキとアクセルを踏み間違えて急発進するなどの暴走事故を防止する装置を開この種の事故は昨年には6432件、うち死亡事故は43件、中でも65歳以上の事故が3割を占めているそうです。防止装置の概要は、車の前後は超音波による障害物探知、周囲をカメラで捉え、壁や白線などを認識して、壁に衝突しそうなときなどは強制的にブレーキを作動させるようにできているとのことです。
 操縦ミスなどのヒューマンエラーをどう防ぐか、エラー発生時にどうリカバリーして大事無きに収めるかは工学分野では大変重要な課題だと思われますし、人間工学などの学問分野でも注目の研究分野だと思いますが、原発や航空機などの巨大で特殊な分野から、自動車のような民生品の分野にようやく研究成果を活かす機会が登場するのかと思うと、技術の進歩のほどを実感させられますが、他方、更に自動化を進めて、それこそ運転者は車に乗って行き先だけを告げたら勝手に連れて行ってくれる、位の装置に早くなってくれないものか、とも思います。私自身は前時代的なマニュアルミッションにこだわり、余程のことがない限りオートマチック車には乗らないようにしていますが、自動運転出来るようになるまで技術が進んでくれるなら、もうそんなこだわりに拘泥する必要もなく、車を乗り換えることに躊躇しないでしょう。全ての車がそうして全自動化し、それぞれの車が互いに通信等で認識し合い、その情報に基づいて最適な速度を保つようになれば渋滞などほとんど解消するでしょうし、燃費も理想的なところまで向上することでしょう。それに、安全性についても初心者やお年寄りなど関係なく一定の高水準を保ちうるでしょうし、暴走するような不心得者も絶滅させることができます。
 そんな管理社会はゴメンだ、と思うようなヒトも中にはいるだろうとは思いますが、移動手段に過ぎない自動車でそのような自由を求める事自体贅沢過ぎることではなかろうか、と私は思うことがあります。多分その手の自由とは、技術はもちろん人格的にも極めて高いレベルに磨き上げられたヒトにのみ許されることであり、今のような誰でも取れる運転免許ではなく、ずっと厳しい審査で選ばれる価値ある資格にするべきでしょう。車が空を飛ぶ未来はさすがに諦めましたが、安全で確実な移動手段の熟成には、まだまだ期待したいところです。

コメント
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