かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ついに太平洋に「ゴジラ」が出現? したそうですが、初確認は10年前みたいです。

2014-01-11 22:54:45 | Weblog
 2014年最初の3連休の今日は、正月休みから日が経ってないせいかいきなり寝坊してしまいました。普通に6時か7時頃には起きようと昨日の夜は思っていたのですが、目が覚めてみると時計は9時半を指しています。休みなのだしと目覚しを切っていたのも原因ですが、途中一度も目が覚めなかったのが地味にショックです。この分だと今日は寝付きがあまりよくないかも知れないので、明日朝は6時7時など無理はせず、少なくとも8時までには目を覚ますことを目標に、目覚しもちゃんとセットして寝ようと思います。

 さて、 我が国の最南端である沖ノ鳥島の更に南東約700キロの海底に、地殻の表面が裂けてマントルが露出した世界最大のドーム状の岩塊が存在することが海上保安庁や海洋研究開発機構などの調査でわかった、との新聞報道がありました。大きさは、縦125キロ、幅55キロ、高さ4千mだそうで、その巨大さから、「ゴジラ・メガムリオン(巨大な棒状の岩)」と命名されたのだそうです。通常は地殻の内側を流れて観察が難しいマントル部分が露出しているので、地殻内部の情報を得たり、貴重な鉱物資源の存在が示唆され、今後の資源開発も望みが有るとのことです。「ゴジラ」の名前は学会でも認められ、地質学系の論文にも出て来ているそうです。という訳でちょっとググって見たのですが、日本地質学会で発表された「ゴジラムリオンから採取されたはんれい岩の変形微細構造解析」などがヒットしました。なるほど、確かに学会の用語として、『ゴジラ』が採用されているんですね、と思って眺めていましたら、この発表、2006年9月と書いてあるではないですか。更に元データのリンクから発表時の要旨を読んでみましたら、2003年に調査船「かいれい」によって、ゴジラムリオンから岩石がドレッジ(採取)されていると書いてあります。新聞記事を読んでいるといかにもつい最近発見・命名されたかのように感じてしまう文面と思うのですが、実際には10年も前に日本人が「手」をつけていたんですね。ひょっとして、その大きさが正確に判ったとか、新たな発見があったのがごく最近なのでしょうか? でも名前も少なくとも学会で2006年には使われていますし、どうもよく判りません。例えば最近海上保安庁からプレス発表でもあって、そこでたまたまゴジラ・メガムリオンの話が出て、それを聴いた記者が何か勘違いしてしまったのか、裏を取る調査を怠ったりしたのか、などといらぬ想像もしてみたくなるのですが、もっとも記事にははっきりと最近発見・命名された、と書いてあるわけではないですし、そこを追求するのは意地の悪い揚げ足取り程度の事なのかもしれません。太平洋に「ゴジラが出現した」事実は違いないわけですし、地質学会誌など一般に見たり読んだりする機会はまずありませんし、数年後でもこうして広く一般に知れ渡る機会が来たのなら、素直に喜ぶべきなのでしょう。

コメント
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