かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いっそ名簿流通に関わる一切合切を禁止して、流出できないようガチガチに固めてしまえばどうでしょう?

2014-07-17 20:26:18 | Weblog
 今日はやたら暑い一日で、それが夜にも続いています。気象庁のサイトでアメダスデータを見ると、奈良市では午後8時にようやく29.9℃と30℃を割り込みました。昨日も暑い日でしたが、午後6時には30℃を割っていますから、2時間分、気温の低下が遅れている事になります。風向きもずっと南からの風になっていて、暑い空気が送り込まれてきているようです。果たして今夜は普通に寝られるものでしょうか? かなり不安が募る夜になりそうです。

 さて、進研ゼミで著名なベネッセで起きた顧客名簿流出事件、犯人の派遣社員が逮捕され、取り敢えず流出のルートは特定されたようですが、流れ出た名簿はもはや回収不可能でしょうし、その名簿を元にダイレクトメールが送られるくらいならまだ可愛いものですが、流出した名簿が原因で顧客が何らかの犯罪に巻き込まれるようなことがあり、それが発覚した場合には、損害賠償など大変な損害を覚悟しなければならなくなるやもしれません。これから犯人や派遣会社相手に損害賠償訴訟など起こしたりするのかもしれませんが、これももし勝ったとしても実利など全く期待できそうに無いですし、ベネッセのハマった落とし穴はあまりに深く、暗かったように感じます。
 全く、派遣会社を使った人件費削減・経営合理化策など、結局経営改善になんの役にも立たなかったばかりか、既に200億円単位で顧客補償を決めた時点で大赤字決定、更にしばらくのれんに付いた傷は容易には消えないでしょうし、まさに大損をこいた、というよりありません。
 それにしても、犯人から名簿を買った、という名簿業者なる存在には、なんのお咎めもないのでしょうか? そもそも名簿業者なるものがいまだに棲息していること自体、行政や法律は何をしているのかしらん? と首を傾げたくなる事態ではなかろうかと思うのですが、アングラな世界でひっそりとしているのならいざしらず、堂々と表の世界で商売をしていることに違和感を禁じえません。今やネットでの通販などで個人の購買動向が解析され、おすすめ商品などがメールで紹介されたりする時代ではありますが、本当にそこまでのサービスが必要なものなのか、個人的には疑問もあります。いっそ顧客情報をネット上で蒐集することを禁止し、名簿の売買自体も違法化して一切許さない、というようなことにでもしたら、多少はこの手の犯罪も抑えられるのではないでしょうか? ネットなんてものができる前は顧客情報など個々の店単位でアナログでしか収集されず、そうおおっぴらに広まるものでもなかったでしょうに、全くもって厄介な世の中になったものです。

コメント (2)
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