かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

自国民を護るための力を少しばかり外で使えるようにするだけの事が、ようやく一歩前進です。

2014-07-01 20:43:17 | Weblog
 今日、集団的自衛権の行使を容認するための憲法解釈変更を、閣議で決定しました。安倍総理は閣議後の記者会見で、「いかなる事態にあっても国民の命と平和な暮らしは守り抜いていく」ための決定であることを説明されましたが、このことで思い出すのが30年ほど前のイラン・イラク戦争の時のテヘランの邦人救出の事。本来なら我が国が我が国の責任をもって事にあたるべきところを、自衛隊の国外への派出はできず、日本航空に依頼すれば、日航の労働組合の反対にあり頓挫、結局トルコが義侠心を持って2機の飛行機を飛ばしてくれたおかげで多数の日本人が戦火を逃れることができた、という話ですが、本来ならこの時真っ先に飛ぶべきは自衛隊で、そのための能力も無かったわけでもないのに、この非常事態において社会党が反対するという信じがたい政治事情で国民を見殺しにした、というとんでもない事件がありました。しかし、この閣議決定に基づけば、このような国民への裏切り行為は二度と発生しないと期待できるということなのでしょう。私は、色々やかましい話もありますが、この一事をもってこの閣議決定を支持いたします。我が国の国民を自分たちの手で守れないなど、一体何処の世界にそんな無責任で無能な政府があるのか、当時の総理大臣である中曽根首相をはじめとする政府や邦人救出の邪魔をしたとしか言えない社会党などの野党の面々は大いに反省すべきと思いますが、それも今回の閣議決定で少しはマシに鳴ってくれる事を祈りたいです。
 でも、自衛隊は未だに違憲状態としか言えない軍隊未満の扱い。これを嚆矢として早く憲法も改正して、名実ともに日本を護る力として立場を整えてほしいものです。そういう意味では、今日の閣議決定もまだまだ解釈だけで何とかしようという道半ばのお話にすぎませんから、次こそは憲法改正へ挑んで欲しいですね。

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