かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大手マスコミがネットに釣られて虚偽を流してしまうとは、エライ時代になったものです。

2016-05-18 21:47:16 | Weblog
 今朝は随分冷えましたね。アメダスでも、奈良市が4時58分に7.9℃、五條市は朝5時01分に6.2℃が最低気温として記録されていました。そのせいなのか、私も朝5時に目が覚めてしまい、二度寝しようと努力したのですが、結局起きてしまいました。さすがに今はかなりの眠気に頭がフワフワしております。

 さて、ネットを逍覧しておりましたら、「東武東上線脱線事故でTwitterユーザーがデマ画像投稿 →フジが釣られデマ画像をそのまま放送」なる記事をみかけました。なんでも、今日のお昼に東京・板橋区で東武東上線普通列車が脱線事故を起こしたのですが、その事故をあたかも現場で撮影したかのごとくツイッターでまるっきり違うインドネシアでの列車事故の写真を流し、それをそのまま、フジテレビがニュースで脱線箇所とみられる写真、と題して放送してしまったとのことでした。その写真を見ると、やたらと汚れた車輪が錆びついた線路から外れている様子が写っており、画面左中央には「ツイッターより」というキャプションが入れられています。その写真は、同じくツイッターで直後にインドネシアの事故のものだとその虚偽が暴かれていましたが、フジテレビはそれを知らず、東武東上線の事故の写真と信じて放送してしまったようです。ツイッターで偽情報を流したヒトも、まさかそのまま大手テレビ局がニュースで採用しようとは思わなかったんじゃないかと想像いたしますが、こういうことが起きるとますますマスコミが引っかかるのを狙って紛らわしいものをネットに流す愉快犯が増えそうですし、その内容も、迫真に迫るちょっとやそっとでは見破れないようなモノがいずれ出てくるんじゃないかと思われます。他の遠い地方ならいざしらず、東京都内の事故で裏を取らずにニュースに流してしまったフジテレビの担当者の脇の甘さは失笑モノでは有りますが、こうして報道に携わる人がネット上の怪しげな情報を鵜呑みにして確かめもせずに記事にしてしまうというのを目の当たりにしますと、なんとも薄ら寒いものを覚えてしまいます。
 こうなってくると、もはやフジテレビはニュースを放送するのをやめてもいいんじゃないかとも思います。昔のように地方に行くとNHKしか映らない、というような時代ではなく、どこに行っても民放が複数見られる現代には、この事故のように、所詮同じネタがかぶらざるを得ないようなニュースをすべての局で横並びで見せるのも電波がもったいないです。素人目には、報道が苦手ならもうそれは思い切って止めてしまい、得意な分野で勝負するようにしたほうが良いように思いますが、さて、どういうものでしょう。

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