今日は昨夜からの雨が朝になっても止まず、午後には上がるのかな? と思っていたら夕方からまた降り出して、いっこうに上がる気配が見えません。もっとも、明日はよく晴れて、週末にかけてまた異様に暑くなるらしいですので、とりあえず、肌寒いのも明日朝くらいまでなのだろうか、と期待しています。丁度サボテンのロビオプシスが盛大に蕾を伸ばして大輪の花を次々咲かせようとしているところなので、明日はうまく言えばその様子を観ることができるでしょう。実に楽しみです。
さて、徳島大「インスリン抵抗性」を解明 糖尿病根治薬へ新たな道というニュースをネットで見ました。徳島大大学院医歯薬学研究部の佐田政隆教授らのグループの成果です。肥満により、インスリンの働きが弱くなって2型糖尿病が発症しやすくなることが知られていますが、これは、肥満で脂肪細胞が大きくなると、慢性的に炎症が起こりやすくなり、そのために膵臓から分泌されるインスリンの働きが低下してしまうためとされています。しかし、脂肪細胞の肥大でどうして炎症が起こるのか、というところがよく判っていませんでした。かつては細菌感染による炎症、という見方もあったそうですが、それも完全に否定され、原因が判らなかったとのことです。研究グループでは、弱ったり死んだりした脂肪細胞からDNAの断片が離脱すること、その断片が血液中に多くなるほどインスリンの働きが落ちることを発見し、その原因を追求したところ、血液中で異物侵入を感知するセンサーである「TLR9」が、脂肪細胞から出るDNA断片を外敵と誤認識してしまい、マクロファージを呼び寄せ、DNA断片を捕食させていることを突き止めました。そのマクロファージが炎症を起こす悪玉ホルモンを放出し、インスリン抵抗性の症状を引き起こし、さらなる悪化を招いていたそうです。
研究では、TLR9の働きをブロックする物質である「オリゴヌクレオチド」をマウスに投与して脂肪分の多い食事を与え続けた結果、肥満にはなったものの脂肪組織の炎症やインスリン抵抗性を抑えることができたとのことです。このことから、「オリゴヌクレオチドを使った新たな糖尿病治療薬の可能性を示している」、「10年以内にヒトでの臨床試験につなげられれば」とのコメントを出されています。
これが本当に実用化されるなら、ついに2型糖尿病を克服する新薬の誕生を観ることができそうですが、それにしてもこのメカニズム、まるでアレルギーと一緒にみえるのですが、糖尿病とアレルギーってメカニズムは同じなんでしょうか? 誤認識される物質がDNA断片かアレルゲン化の違いだけで現象が一緒なんて、アレルギー症持ちは糖尿病にもなりやすかったりするのだろうか? とちょっと戦々恐々としております。あるいはアレルギーになるか糖尿病になるかどちらか一方だというのならいいのですが。アレルギー持ちは常に免疫系が興奮状態なのでガンになりにくい、という話も聞いたことがありますし、もし糖尿病でもそうなら花粉症を大事にしておこうなんて思えそうです。
さて、徳島大「インスリン抵抗性」を解明 糖尿病根治薬へ新たな道というニュースをネットで見ました。徳島大大学院医歯薬学研究部の佐田政隆教授らのグループの成果です。肥満により、インスリンの働きが弱くなって2型糖尿病が発症しやすくなることが知られていますが、これは、肥満で脂肪細胞が大きくなると、慢性的に炎症が起こりやすくなり、そのために膵臓から分泌されるインスリンの働きが低下してしまうためとされています。しかし、脂肪細胞の肥大でどうして炎症が起こるのか、というところがよく判っていませんでした。かつては細菌感染による炎症、という見方もあったそうですが、それも完全に否定され、原因が判らなかったとのことです。研究グループでは、弱ったり死んだりした脂肪細胞からDNAの断片が離脱すること、その断片が血液中に多くなるほどインスリンの働きが落ちることを発見し、その原因を追求したところ、血液中で異物侵入を感知するセンサーである「TLR9」が、脂肪細胞から出るDNA断片を外敵と誤認識してしまい、マクロファージを呼び寄せ、DNA断片を捕食させていることを突き止めました。そのマクロファージが炎症を起こす悪玉ホルモンを放出し、インスリン抵抗性の症状を引き起こし、さらなる悪化を招いていたそうです。
研究では、TLR9の働きをブロックする物質である「オリゴヌクレオチド」をマウスに投与して脂肪分の多い食事を与え続けた結果、肥満にはなったものの脂肪組織の炎症やインスリン抵抗性を抑えることができたとのことです。このことから、「オリゴヌクレオチドを使った新たな糖尿病治療薬の可能性を示している」、「10年以内にヒトでの臨床試験につなげられれば」とのコメントを出されています。
これが本当に実用化されるなら、ついに2型糖尿病を克服する新薬の誕生を観ることができそうですが、それにしてもこのメカニズム、まるでアレルギーと一緒にみえるのですが、糖尿病とアレルギーってメカニズムは同じなんでしょうか? 誤認識される物質がDNA断片かアレルゲン化の違いだけで現象が一緒なんて、アレルギー症持ちは糖尿病にもなりやすかったりするのだろうか? とちょっと戦々恐々としております。あるいはアレルギーになるか糖尿病になるかどちらか一方だというのならいいのですが。アレルギー持ちは常に免疫系が興奮状態なのでガンになりにくい、という話も聞いたことがありますし、もし糖尿病でもそうなら花粉症を大事にしておこうなんて思えそうです。