かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

石垣島と竹富町が、我が国で初めて、国際的な星空保護区に認定されたとのことです。

2018-04-03 20:33:40 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は11.8℃、最高気温は25.6℃、五條市アメダスの最低気温は8.3℃、最高気温は25.9℃でした。昨夜から今朝にかけても前夜と同じく布団をかぶっていると暑くて難儀する夜になりましたが、昼間は更に輪をかけて暑くなりました。まだ4月が始まったばかりなのに25℃超えなんて、とてもではないですがまともな気象状況とは思えません。明日は夕方から雨が降り、気温が下がるらしいですが、昼間は同じくらい暑くなるようですし、衣服の調整が実に面倒です。

 さて、西表石垣国立公園を擁する石垣市と竹富町は、国立公園区域内などが対象の「ダークスカイ・パーク」の認定を目指して、2017年7月に申請しておりましたが、3月30日付で国内初の認定が通知されたとのことです。世界では59番目、5種類の保護区カテゴリー全体では96番目となる認定になったとのこと。対象面積は石垣島北部と竹富町全域で面積4万653ヘクタールの区画になります。「ダークスカイ・パーク」認定は、美しい夜空を保護するために、国際ダークスカイ協会が設ける制度で、認定には屋外照明に関する厳格な基準などを満たす必要があります。竹富町内の街灯の1部が認定基準に満たなかったため、今後基準を満たす整備を段階的に実施することを条件に暫定的な認定となったとのことですが、住民に星空保護の重要性を啓発して行きながら、観光客誘致に邁進するとのこと。
 満天に広がる無数の星と雄大な天の川の姿を意識して初めて見たときにはそれはもう感動したものでしたが、もっと小さい頃に田舎の鹿児島で見上げた無数の星には異様な怖さを覚えたものでした。今、我が国であのような光景を日常的に楽しめる場所がほとんど無いようにも感じますが、それが重要な観光要素になりうるくらい希少なものだったということは、やはり人工的な光があらゆるところに侵食しているのが現在の日本列島の有り様なのでしょう。それはもちろん、快適で安全な生活を追求した結果であって、その成果自体はゆるぎようもなく貴重で大事なものではあります。ただ、美しい星空を見上げてみたいという希望は、安全安心と同じくらいの重要さで、無視できないようにも感じます。少なくともこれで南の島々にまで出向けば素晴らしい夜空が頭上いっぱいに堪能できる事が保証されるわけで、安全安心と感動的な夜空を両立させた贅沢なひとときを手にする方法ができたわけです。まあ中々気軽に行ける場所でもありませんが、そういう贅沢な場所があると知っていれば、いつか時間とお金に余裕ができた時には、星空を見上げに旅をしてみるのも良いかもしれません。

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