かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

奈良県の秘境の一つ、上北山村に村初のコンビニエンスストアが開店しました。

2018-04-08 19:39:40 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は3.8℃、最高気温は12.2℃、五條市アメダスの最低気温は2℃、最高気温は11.9℃でした。案の定今朝は2月並に冷え込み、昼間もまるで気温が上がりませんでした。朝冷え込むのは4月も20日くらいまでは時折あって、遅霜で農作物に被害が出たりすることもあるのですが、昼間の気温がここまで落ち込むのはかなり珍しいんじゃないでしょうか? ついこの間までが、初夏を思わせる陽気だっただけに、余計この冷え込みは身体にひびく感じがしました。明日は少しマシになって、明後日以降はまた春の陽気に戻りつつも周期的に天気が変わり、前ほど暑くはならないようです。ようやく落ち着いた春になった、ということなのかもしれません。しかし、この2日低温と雨で花粉の噴出が抑制されていただけに、明日以降は溜まっていた分が一気に噴き出してくるかもしれず、薬必須の数日間になるかもしれませんね。

 さて、奈良県吉野郡上北山村に、この4月から村ではじめてのコンビニエンスストア「ヤマザキショップ」が開店しました。上北山村は、国道169号線で吉野町から南下してざっと1時間弱、紀伊半島の山の中をうねうねと進んだ先、大台ケ原などがある、関西の秘境の一つです。すぐ東は三重県尾鷲市、南は和歌山県新宮市など、太平洋が近く、古くからの交易路上にある村でもあります。面積は十津川村についで奈良県第2位と広大な深山幽谷に、約500人の人が暮らしています。コンビニは、この国道169号線沿い、村役場のすぐ近くの村の中心地にある道の駅「吉野路上北山」の1階部分に入居しました。営業時間は午前7時〜午後8時で、毎週火曜日が定休日という、コンビニと呼ぶには少々疑問符もつきかねない営業形態ですが、不夜城の如き都会と違い、夜ともなれば人工の光源など絶えてない山中であれば、そんなものかもしれません。
 しかし、日常的な購買人口が500人で果たして商売が成り立つのか、いかに観光客を呼び込み、紀伊半島を通過して太平洋を目指すような人達を捕まえるかが課題になりそうですが、工事用の砂や石を運ぶダンプなどもよく通る道だろうとは思いますし、それらの休憩ポイントとして機能すれば案外やっていけるかも、というような気は致します。それにしても、国道168号線にせよ169号線にせよ、一昔前の「酷道」状態からすれば、随分と整備されて走りやすい道路にはなっていると思います。台風とかですぐに土手が崩れて通行止めになったりするのが難儀なところですが、せめてこのコンビニが軌道に乗るまでは道が寸断されるようなことにはならないよう祈りたいところです。
 
コメント
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